猫と犬は人気のペット動物として、様々な国で親しまれていますよね。
実際のところそんな猫と犬の違いはどういったものがあるのでしょうか?
今回はそんな猫と犬の様々な違いを紹介していきます!
目次
14のポイントから見る猫と犬の違い!
猫と犬はペットとして人気のある2大動物ですが、色々と違いがあります。
そんな猫と犬の違いを14の点から比較してみましょう!
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう!
- トレーニングの違い
- トイレのしつけの違い
- 社会性の違い
- 移動と逃走手段の違い
- 食生活の違い
- 狩りの仕方の違い
- ダイエットの違い
- 爪の違い
- 記憶力の違い
- 寿命の違い
- 歯の数の違い
- 臭い・体臭の違い
- 猫と犬の知能の違い
- 生活に必要なスペースの違い
1.トレーニングの違い
犬はトレーニングをすることが容易です。
「お座り」「お手」「来い」など、基本的な指示を訓練を経てできるようになります。
一方猫は犬と比べるとトレーニングは困難です。
もちろん中には会得することができる子もいますが、犬と比べると容易ではないです。
ただ猫は訓練をすることによって、「フェッチ」(投げられたものを取ってくること)ができるようになります。
2.トイレのしつけの違い
猫はトイレのしつけをすぐに覚えることができます。
猫は元々砂場などでトイレを済ませる本能を持つため、ほとんどしつけすら必要ない場合もあります。
一方ほとんどの犬の場合、トイレトレーニングが猫より大変になります。
より根気強く取り組む必要があるでしょう。
3.社会性の違い
よく言われることですが、犬は社会的な動物です。
基本的には群れで暮らす動物であり、集団の中で暮らすことを好みます。
そのため飼い犬の場合は人によく懐きます。
一方犬と比べると、猫はより孤独を好む自由な動物です。
猫は犬のように飼い主に懐くというよりかは、よりその場所に懐くと言われています。
多くの猫にとって、引っ越しがストレスになるのはそういった理由からです。
4.移動と逃走手段の違い
猫は犬と比べるとより多面的な移動手段を持つ動物です。
猫はかなりのジャンプ力を持ち、木などにも登ることができるため、獲物を探している時や外敵に出会った際に逃げるための様々な選択肢があります。
一方犬はより地上で生きる動物であるため、餌を効率的に狩るため集団での狩りを得意とします。
また外敵に遭遇した際などに猫と比べると逃げる手段が少ないため、より外敵の遭遇に対しては敏感です。
5.食生活の違い
犬は主に肉食獣ですが、必要であれば植物なども食べ生き延びることができます。
一方猫は厳格な肉食動物です。
ネズミや鳥など、何らかの形で肉を食べることなく生きていくことは出来ません。
当然犬と猫で必要な栄養素も異なるため、ドッグフードとキャットフードの成分も異なります。
6.狩りの仕方の違い
犬と猫の狩猟方法の違いは、「長距離走者」と「短距離走者」の違いを思い浮かべると分かりやすいです。
犬は基本的に獲物を長距離追い回すことによって、狩りを成功させます。
一方猫は身を潜め、標的に向かって突然飛び出すことで獲物を仕留めるスタイルを得意とします。
いわば短距離を駆け抜け獲物に喰らいつくスプリンターであって、犬のように長距離を走ることは得意としていません。
同じネコ科のライオンなんかも長距離を速く走ることができないため、獲物とできるだけ距離を詰めることで知られていますよね。
7.ダイエット
ダイエットをする際にも猫と犬では違いがあります。
まず猫は絶食することはできませんし、急速に食事の量を減らすことはできません。
猫は私たち人間のように、食べ物がない時に体内の脂肪を利用することができず、食べ物がないと非脂肪組織をエネルギーに変換します。
1~2日程度の絶食だけでも猫は「肝リピドーシス」(脂肪肝)という病気になってしまいます。
一方犬は自分の脂肪を効率的に使用することができます。
猫と比べるとより長く、食べ物不足の状態でも生き抜くことができます。

8.爪の違い
猫はつま先の内側部分に爪を保護しているため、鋭い爪をいつでも引き出すことができます。
一方犬の爪はいつも出ており、歩いている時も地面に接触しているため、猫の爪より鈍いです。
9.記憶力の違い
猫と犬に対して行われた、記憶テストのデータがあります。
簡単に要約すると、以下のようになります。
- 猫と犬に多くの箱の中でランプが付いた箱の中に食べ物が入っているということを覚えさせる
- ランプが付いた箱を見せてから、一定時間箱に近づけない
- その後正しい箱(餌が入った箱)を選ぶことができた時間を調べる
この記憶を忘れなかった時間が犬の場合は5分、猫の場合は16時間だったようです。
(データ引用:The Intelligent Cat)
10.寿命の違い
寿命は個体によって大きく違いがあります。
ただ平均して寿命を出すと以下のようになるようです。
- 小型・中型犬:15年程度
- 大型犬:10年程度
- 猫:15年程度
こうしてみると、若干違いがあることが分かりますね。
ただ現在ではペットフードや医療なども進化しているため、昔よりもより長生きすることが可能になっています。
11.歯の数の違い
犬は42本の歯を持っているのに対して、猫は30本の歯を持っています。
12.臭い・体臭の違い
猫は自分自身を普段からグルーミングしてきれいに保つため、あまり体臭はありません。
一方犬は特に自分自身できれいにすることなどはないため、放っておくと体臭も出てくるためシャワーできれいにする必要になります。
13.猫と犬の知能の違い
猫と犬の脳化指数(脳が体重の中でどれほど重さを占めているのかの割合)を比べると、以下のようになります。
- 猫:1.0
- 犬:1.2
- 人:7.4~7.8
このように見ると、猫より犬の方が賢いという結果になります。
何を置いて頭が良いと言うのかで見方は変わってきますが、犬の方が猫より若干頭が良いと表現されることは多いです。
この項目に関しては別ページにて詳しくまとめているため、興味がある方は是非確認してみてください!
14.生活に必要なスペースの違い
犬は一般的に生活するのに、それなりに広いスペースが必要になります。
猫は犬と比べるとより小さいスペースで暮らすことができます。
また犬は散歩が必要になるのに対して、猫は特に散歩を必要としていません。
ただ猫はキャットタワーなど、より上下動ができるような空間がないと運動不足になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こうしてみてみると、同じペットでもとても違いがあるのが分かりますね。
ただ一つ言えるのはどちらもとても可愛く、私たち人間と共に暮らしてきた歴史を持つということです(^O^)
興味がある方は猫派・犬派の違いをまとめた記事もご覧ください!
参考記事:The Huffington Post、Healthy Pets
photo credit:kitty.green66 by Cat and dog