元々野良猫だった猫ちゃんを飼い始めたものの、全然なつかない!
なんてことになっていないですか?
当たり前のことですが、人に慣れていない野良猫を飼い始めた場合、打ち解けるまでに時間がかかります。
ですが、できるだけ早く懐いてもらうためにどうしたらいいのでしょうか?
それにはいくつかのちょっとしたコツがあるのです!
目次
元野良猫が3倍早くなつくようになる7つのコツ!
どんな猫でも、引き取ってすぐにあなたや新しい生活環境に慣れるわけではありません。
始めは全く知らない環境に戸惑いを見せ、ケージから出ようとしないでしょう。
すぐになじむことができるのは「元々人懐こい猫」や「生後8週間以内の子猫」くらいなものです。
猫によっては1週間単位とかではなく、1ヵ月・1年単位の時間がかかる子もいるのです。
根気を持って気長に接してあげることが大切なのです。
それではできるだけ早く懐いてもらうためにはどうしたらいいのでしょうか?
焦りは禁物ですが、早く懐いてもらいたいという方は、下の7つのコツを心がけて猫ちゃんと接してみてください。
- 手から直接エサをあげる
- おやつをあげる
- 高い位置からじっと目を合わせない
- 猫じゃらしなどでたくさん遊ぶ
- 高い声で優しく話しかける
- 逃げ場を用意してあげる
- 威嚇されても取り合わない
それでは1つずつ見ていきましょう。
1.手から直接エサをあげる
飼い主と猫の信頼関係は、エサをきちんと与えることから始まります。
警戒心が高い場合は手から直接では食べないこともありますが、食べてもらえるのであれば信頼関係を一気に縮めます。
エサ皿を通してエサを与えるより、直接与えた方が早く懐かれます。
手からエサをあげるのを日課にして、猫に「エサをくれる人」と認識してもらえるようにしましょう。
始めはもらってくれなくても、エサを手から離して猫の近くに置くだけでも大丈夫です。
どちらにしても徐々に警戒心は薄くなるので、チャレンジしてみましょう。
2.おやつをあげる
当たり前のことですが、おやつを与えることで猫は気を許すようになりやすいです。
さらにコミュニケーションを図る機会が生まれるからです。
またおやつもできるだけ手から直接与えることが望ましいです。
「鶏のササミ」などは健康面でも特に好ましいです。
外にいたときは毎日決まった時間に必ず食事できるとは限りませんでした。
そのため元野良猫は、家猫に比べると食い意地がすごいようです。
ただ決まった量を与えて、カロリーには気を付けてあげましょう。
3.高い位置からじっと目を合わせない
高い位置から目を合わせられると猫は警戒心を強めます。
目をじっと合わせられるのは、猫にとってケンカを売られていることになるからです。
また人は立ち上がると猫より圧倒的に大きいため、大きな生き物に狙われていると猫は考えます。
元野性の猫の場合は、こういったことに特に敏感です。
ただ敏感だからこそ野生を生き抜いてきたともいえるでしょう。
目をじっと合わせるようにするのは、お互いの信頼関係が築けたと感じてからにしましょう。
4.猫じゃらしなどでたくさん遊ぶ
狩猟動物である猫。
動くものを見ると狩りの本能に火がつきます。
興味をそそるようなおもちゃを見つけ、たくさん遊ぶことでエネルギーの発散にもなります。
できれば1日30分以上は遊ぶようにしてあげましょう。
また遊ぶ際には上下運動を取り入れるよう意識してみましょう。
一定の規則的な動きではなく、止めたり、急に動かすことで本物の獲物のような動きを再現することができます。
マタタビが効く猫ちゃんの場合、楽しんでもらうことができます。
効果は一時的なものですが、利用するのもありでしょう。
5.高い声で優しく話しかける
言葉の意味はわからなくても、毎日優しく話しかけることは信頼関係を育むのに大切です。
猫の耳は低い声を聞き取りずらいようになっているため、電話に出るときのような高めの声を意識して話しかけましょう。
また猫は突然動くものや、大きな音が嫌いです。
あまり大きな声ではなく、あくまで優しく話しかけましょう。
6.逃げ場を用意してあげる
元野良猫が臆病だったりひどく攻撃的な場合、自分だけの逃げ場を用意してあげるのはとても大切なことです。
自分の身の安全が保障される場所がないと、ひどくストレスを感じるようになってしまうからです。
ケージを片づけたいと思っている場合でも、ある程度慣れるようになるまでは逃げ場として残しておきましょう。
大きなものでなくても大丈夫なため、ケージやキャリーケースは必ず用意してあげましょう。
元々外で暮らしていた猫の中にはどうしても外に出たがる子もいます。
ちょっとした隙さえあれば脱走し、そのまま帰ってこないということもあり得ます。
逃げてしまわないように戸締まりには気をつけましょう。
猫の脱走防止対策についてはこちらのページから確認できます。
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7.威嚇されても取り合わない
「シャー!」や「フーッ!」といった鳴き声。
典型的な猫の威嚇は攻撃するためではなく、自分を守るためのものです。
主に縄張りへの侵入者、気に入らないもの、外敵などに向けて行われます。
この際、目をジ―っと合わせるようなことをしていると緊張状態は高まってしまいます。
そうではなく、危害を加えるつもりはないということを伝えるようにしましょう。
具体的には「大丈夫だよー。」というように優しく声をかけて、落ち着くまで立ち去ってあげるのが大切です。
凶暴な野良猫との生活記録
この動画は元々凶暴な野良猫であったジャン君が、人と共に暮らすようになった3年間をまとめたものです。
飼育を始めたころは本当におびえきりで、威嚇ばかりしていることが分かります。
ですが、徐々に気を許すようになり、2年目には撫でることもできるようになります。
3年目の最後にはすっかり甘えん坊になっていますね。
このように凶暴な野良ネコは打ち解けるまでに大変な時間がかかります。
ですが、根気と愛情を持って接し続ければ、打ち解けることもできるでしょう。
現在元野良猫を飼っており、仲良くなろうとしている方も気長に取り組みましょう。
まとめ
元野良猫はどうしても打ち解けるのに時間がかかりやすいです。
そんな元野良ちゃんとより早く仲良くなるために、7つのコツを心がけてみましょう。
- 手から直接エサをあげる
- おやつをあげる
- 高い位置からじっと目を合わせない
- 猫じゃらしなどでたくさん遊ぶ
- 高い声で優しく話しかける
- 逃げ場を用意してあげる
- 威嚇されても取り合わない
この7点を意識することでより早く仲良くなることができます。
ただ臆病だったり攻撃的な猫ちゃんもいるため、個性の一つと割り切って気長に付き合うことも大切です。
家の近くにいる野良ちゃんと一緒に暮らす予定の方はこちらをどうぞ。