左右の瞳の色が異なる「オッドアイ」の猫はとても美しいですよね。
実際のところどうしてオッドアイの猫が生まれるのでしょうか?
今回はそんなオッドアイの猫の秘密と入手方法について詳しく紹介していきます!
目次
オッドアイの猫とは
両目でそれぞれ異なる色の瞳のことをオッドアイと言います。
オッドアイ(odd-eye)のオッドとは、英語で「奇数の、風変わりな」という意味を持ちます。
オッドアイは両目ともに色んな種類の組み合わせがあるのかと思いきや、片方の目の色は必ず青色と決まっています。
そしてもう片方の目の色はグリーン、ヘーゼル、イエロー、ゴールド、オレンジ、カッパーのいずれかとなります。
オッドアイになる原因は?
オッドアイは医学的には「虹彩異色症」と呼ばれます。
虹彩とは目のカラフルな部分で、目に入ってくる光の量を調整する役割を持っています。
オッドアイの猫になる原因は大きく2つ分けることができます。
- 先天性
- 後天性
【先天性】のオッドアイ猫は大抵の場合、白猫か体の一部が白い(キャリコや白黒など)猫です。
白猫の体が白い理由は、白猫遺伝子が体の色素を抑制しているからです。
なぜ白猫にオッドアイが多いかというと、この「白猫遺伝子」が大きな原因となります。
白猫遺伝子があることで、猫の目の色も色素が薄い色(青色)になってしまうことがあるのです。
そのため片方の目が青色以外の場合、色素が薄い方の目の色(青)とバラバラになってしまうためオッドアイが現れるのです。
かなり乱暴に一言でまとめると、先天性のオッドアイの原因は「遺伝子的理由」となります。
【後天的】にオッドアイになるケースもあります。
この場合は、事故や病気、手術などが原因になります。
有名な話ですがイギリスが誇るロックスターの一人、故デヴィッド・ボウイさんも事故後にオッドアイになったことで知られていました。
オッドアイになりやすい猫の種類
オッドアイになりやすい猫の種類は、「白猫、もしくは体の一部が白い種類の猫」と言いかえることができます。
理由は先ほど記述したように、オッドアイは白猫遺伝子を持つ猫に現れやすいからです。
一説には白猫の25%程度がオッドアイになると言われています。
そんなオッドアイになりやすい猫種(白猫が生まれやすい猫種)は以下の3つです。
ターキッシュアンゴラとターキッシュバンは、どちらもトルコ出身の猫種ですね。
こうトルコ出身が続くと、トルコの野良猫なんかはオッドアイの子が多いのかな?なんて勘ぐっちゃいますね(^^)
上記で挙げた3つの猫種は白猫以外の毛色の子が生まれることもありますが、やはり白猫・体の一部が白い猫の生まれる確率が高いです。
オッドアイの猫と耳の病気について
オッドアイの猫は難聴になりやすいという情報を聞くことはありませんか?
実はこれちょっとだけ違います。
オッドアイの猫が難聴になりやすいのではなく、白猫が難聴になりやすいのです。
特に白猫+青目の組み合わせだと、50%以上の確率で耳が悪いようです。
オッドアイの場合だと、青目側の耳が悪い確率が高いようです。
これは白猫遺伝子が耳の中にある、コルチ器官に影響を与えてしまうからだそうです。
オッドアイの猫が欲しい!【入手方法】
やはりその神秘的な姿から、オッドアイの猫は根強い人気を誇るようです。
オッドアイの猫が欲しいという場合は、「ペットショップ・ブリーダーからの購入」か「里親として譲り受けるか」のどちらかとなります。
それぞれどのような違いがあるかを詳しく紹介していきます。
ペットショップ・ブリーダーから購入する場合
オッドアイの猫を購入したい場合は、ペットショップやブリーダーに電話で聞いてみることをおすすめします。
どのペットショップ、ブリーダーがオッドアイの猫を持っているかは全く分からないからです。
ペットショップやブリーダーから購入する場合は、オッドアイだからといって特に値段が決まるわけではありません。
なぜなら彼らはオッドアイというカテゴリよりも、猫の品種が大きな指標になるからです。
もちろん付加価値として、オッドアイというブランド価値はつくのかもしれません。
ただ基本的には、他の猫とほぼ同じ値段で取引されているようです。
里親募集をする場合
里親募集をするのも一つの手です。
里親募集サイトの検索窓で「オッドアイ」と検索をかければ、里親募集中のオッドアイ猫を見つけることができます。
意外にも私が確認した際は、オッドアイ猫が兄弟で里親募集されていました。
ただやはり募集ライバルは多いと思うので、里親募集されていたらすぐに応募者にコンタクトを取るようにしましょう。
まとめ
オッドアイの猫はとにかく神秘的で魅力いっぱいですよね。
欲しいという方は里親募集を特におすすめします!
是非助けを待っているオッドアイにゃんこを確認してみてください(^^)