猫の夜鳴きがうるさくて眠れない!
こういった経験は猫の飼い主なら1度や2度体験したことがあると思います。
猫がいることでこういったことが起こるというのは、頭では理解できても実際には辛いものですよね。
そこで今回は猫の夜鳴きがうるさくて眠れない時の対策を紹介していきます。
目次
猫がうるさく夜鳴きする理由
どんなに可愛い子でもずっと鳴き続けていて、そのせいで眠れないなんて状況になったら可愛がることは難しいですよね。
ただ猫はあなたを困らせるために鳴くということはありません。
夜鳴きをするとしたら必ずなにか理由があるのです。
猫がうるさく夜鳴きする理由としては以下が挙げられます。
- 遊びたがってる
- お腹が空いている(喉が渇いている)
- 寂しがっている
- 何らかのストレスを感じている
- ケージから出たい(外に行きたい)
- 発情期の猫
それでは理由毎にどのような対策を練ればいいのでしょうか?
理由ごとに考える猫の夜鳴き対策
猫の夜鳴きがひどい時は何かしらの理由が当てはまるはずです。
それでは主な理由毎にどのような対策を取ればいいのかを紹介していきます。
遊びたがっている場合の夜鳴き対策
退屈で仕方がないために夜鳴きをしているケースがあります。
簡単に行ってしまえば「かまってくれー!」とずっと言っているのですね。
こういった場合は相手をするのは利口とはいえません。
なぜなら一度相手をしてしまうと、次の日も、そのまた次の日も同じように鳴けば相手をしてくれると猫は考えてしまうからです。
こういった夜鳴きをなくすには、普段からあなた(飼い主)の寝る1時間前ほどを猫との遊びの時間にすることがおすすめです。
遊び疲れた猫は休息に入り、そのまま寝てしまうこともあります。
また遊ぶ内容も、できるだけ体を動かすような狩りを模した遊びをしてあげるのがおすすめです。
おなかが空いている場合の夜鳴き対策
猫の夜鳴きが酷い理由の一つに「お腹が空いている、喉が渇いている」ことが挙げられます。
つまり「お腹空いた!ご飯くれ!」とひたすら言っているのですね。
こういった猫の場合は、ご飯の時間をずらすようにしましょう。
夜鳴きがひどくなる場合は、夜ご飯の時間をいつもの1,2時間ほど遅くすることなどがおすすめです。
普段夜の8時ごろにご飯を与えている場合は、9時や10時にずらしてみましょう。
そうすることで普段より消化のサイクルが遅くなります。
もちろん今度は「早く夜ごはんくれ!」とミャーミャー鳴かれることになるかもしれませんが(^^;)
おやつを与えるのも一つの手ですが、鳴き続ければおやつを貰えると猫が認識してしまうと大変です。
そうなるとおやつを貰えるまで鳴き続けてしまうわがまま猫になってしまうことがあるからです。
そのため基本的には鳴かれたからといって、すぐにおやつをあげるのはおすすめできません。
またそうそうあることではありませんが、飲み水がなくなっている場合は新しい水を入れてあげましょう。
こういった原因の場合、自動給餌器や自動給水器を利用するのも良いですね。
寂しがっている場合の夜鳴き対策
特に子猫に多い夜鳴きの理由です。
猫のベッドを飼い主の寝室と分ける場合、猫は夜中一人ぼっちになってしまいます。
子猫の場合はまだ生活リズムが夜行性の場合がほとんどですから、一人になることで寂しさから泣いてしまう子は多いです。
こういった場合は、寝室を一緒にすることで全く鳴かなくなることもあります。
子猫のベッドを寝室に置くようにしましょう。
場合によっては布団に猫も入ってくることでしょう(^O^)
何らかのストレスを感じている場合の夜鳴き対策
猫は意外と繊細でストレスを感じやすい動物です。
何かに対してストレスを感じているため、泣きわめいている場合もあります。
猫が主にストレスを感じる原因としては以下が挙げられます。
- 部屋が寒いor暑い
- トイレが汚れている
- 他の同居猫と折り合いが悪い
まずは猫のベッドが置いてある部屋が寒すぎたり、暑すぎないか確認してみましょう。
人間もそうですが、極寒や酷暑の中寝るのはかなり大変ですよね^^;
それは猫も同じです。
場合によってはエアコンを付けたりするなど、室温調整をする必要があるかもしれません。
トイレが汚れていることでも猫はストレスを感じます。
ご存知の通り猫はきれい好きな動物ですから、トイレが汚れているのを嫌がります。
トイレが汚くなっていないか確認してあげましょう。
また最後に多頭飼いをしている場合、同居猫との仲はいかがでしょうか?
同居猫同士仲が悪いと、特に立場の弱い猫は強いストレスを感じてしまいます。
仲が良くない場合は、居住スペースを分けてあげるのも一つの手です。
他にも猫は人間が全く気にしないようなことから意外とストレスを感じるものです。
こちらのページに猫がストレスを感じる原因をまとめています。
ケージから出たい場合の夜鳴き対策
普段ケージに猫を入れて飼っている場合は、ケージから出たいと言っているのかもしれません。
猫は自由を愛する動物です。
どうしても出せない理由があるとき以外は、基本的にケージから出して飼ってあげた方が良いでしょう。
また外に行きたいがために夜鳴きをすることもあります。
普段お散歩をしたり、放し飼いをしている猫の場合は外の魅力を知っています。
こういった場合は、猫が自由に家を出入りできる小型ドアを作ってあげるのも一つの手です。
発情期の猫の場合の夜鳴き対策
発情中の猫は夜鳴きするものです。
猫の発情期間はおよそ1~2カ月ほど続き、発情期間中は1~2週間ほどの周期で症状の波が現れます。
こういった発情期になると、どうしてもうるさく鳴いてしまうのです。
発情期特有の鳴き声は以下のようになります。(アオーンといったような特徴的な鳴き声です)
発情期にうるさく鳴く(時間を問わず鳴きます)のは、主に雌(メス)猫です。
そしてメス猫の鳴き声に呼応するように、オス猫も鳴き始めるのです。
去勢・避妊手術をすることで基本的にこういった夜鳴きは収まるでしょう。
ただこれが癖になってしまっていると、手術後も発情期特有の行動を変わらずしてしまう場合もあります。
繁殖などを考えずペットとして猫を飼う場合は、基本的に去勢・避妊手術は受けさせるべきことであると言えるでしょう。
最終手段:心を鬼にして無視する
最終手段ですが、無視するのも一つの手です。
とは言っても以下の方法を検討した上で、それでも夜鳴きが治らない場合に限ります。
- ご飯の時間をずらす
- 就寝前にしっかりと遊ぶ
- 一緒の部屋に寝床を移す(逆に別の部屋にする)
- 猫のストレスの元をなくす
- ケージから出してあげる
- 避妊・去勢手術を済ませる
こうした対策をしたうえで、それでも夜鳴きをしている場合です。
猫は繰り返しによって学習する動物です。
夜鳴きをしている場合でも、1週間ほど心を鬼にして無視し続けることで、鳴いても意味がないということを理解してくれるでしょう。
猫が寂しいと感じてるがために夜鳴きをしている時以外は、寝室を別にしましょう。
少なくとも部屋を分けることで、多少なりとも鳴き声が聞こえにくくなるはずです。
まとめ
猫の夜鳴きはとてもストレスになりますよね。
自分はもちろん、ご近所さんが嫌な思いをしていないかなども気になるものです。
猫のうるさい夜鳴きには何かしらの原因があるものです。
どんな原因で鳴いているのかを見極め、正しい対策を取りましょう。
夜鳴き問題は飼い主にとって、頭痛の種になりやすいものですが頑張りましょう!