猫の自動給餌器どれがおすすめ?3つの種類別特徴まとめ!

一人暮らしで猫を飼っていると、簡単に外泊をすることができなくなってしまいます。
ご飯や水、トイレの片づけなど日々の世話をする必要があるからです。

そういった悩みの中で、私も現在、自動給餌器を使っています。
今回はそんな自動給餌器を実際に使った感想など、ポイントを押さえて紹介していきたいと思います。

 

猫の自動給餌器とは

自動給餌器とは、猫のご飯が勝手に出てくる仕組みになっている餌やり機です。
これがあれば、毎日ご飯の準備をする必要がなくなったり、家に飼い主さんがいないときの猫のご飯の面倒を見ることができるようになります
急な外泊・不規則な仕事や旅行などで家を空けることが多い人に、自動給餌器はとてもおすすめです。

文章だけではどんなものかイメージがしずらいと思うので、実際に使用している様子を収めた動画も紹介します。

▲自動給餌器を利用する猫
このように飼い主さんが準備をせずとも、猫が勝手にご飯を食べることができます。

事前に練習が必要?
自動給餌器を使う際は、本番の前(例:旅行の前など)に使えるかどうか確認しておきましょう。
フードが全く減っていなかったら、猫がご飯を食べていないことを表しています。
その状態で実際に家を空けることになったら、猫がご飯を食べない状態になってしまう恐れがあります。
初めは慣れるまで、普段使いとして試すようにしましょう。

 

どんな時に自動給餌器はおすすめか?

自動給餌器が役に立つのは以下のような時です。

  • 旅行に行っている時
  • 仕事が不規則だったり、出張に行く時
  • ご飯アピールが激しい猫の場合
  • 普段のご飯の用意が面倒に感じられる場合

旅行に行っている時

猫は留守番が得意な生き物です。
家を開ける時は最低でも、「ご飯・水・トイレ」の3つは不快なく使えるようにしてあげる必要があります

その中でも最も大切な、ご飯を定期的に与えるのに役立つのが自動給餌器です。
もちろん2泊以上の外泊はしっかり準備をしていても、かなり危険なので控えるべきでしょう。

ただ2泊程度の旅行であれば、自動給餌器を用意したり、水皿を多めに置いたり、トイレを複数設置すれば大丈夫です。

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※夏場は水が腐りやすいので、その場合は自動給水器を用意した方が良いかもしれません。

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仕事が不規則だったり、出張に行く時

人によっては、1人暮らしでありながら、仕事で出張に行く機会が多かったり、仕事の終わる時間が不規則な方もいるでしょう。
この場合も旅行同様、2泊程度であれば自動給餌器が活躍します。

ただそれ以上の長期間の出張になる場合は、ペットシッターの利用やペットホテルを利用するなど何かしら人の助けを借りるようにしましょう。

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ご飯アピールが激しい猫の場合

猫によっては、ご飯を与えても3時間ほどするとまた催促してくるという子がいます。
こういった子の場合は、少ない量を何回かに分けて与えることをおすすめします。

日中は家にいないという人であれば、朝昼晩と1日3回、もしくは4回とご飯を与えるのが難しいでしょう。
ただデジタルタイプの自動給餌器を用意すれば、1日分の量を調整しつつ、複数回与えることができます

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普段のご飯の用意が面倒に感じられる場合

仕事などで本当に忙しい人にとっては、猫のご飯の用意をするのが面倒に感じられる人もいると思います。
そういった場合には、自動給餌器を利用することで、ご飯の準備の手間をかなり減らすことができます。

もちろんずっと自動給餌器からの給餌では、味気ないので、たまには手から食べてもらったりした方が良いでしょう。

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自動給餌器の種類と使い方

使い方は自動給餌器のタイプによって異なります。
自動給餌器の種類は大きく3つに分類できます。

  • アナログタイプの自動給餌器
  • デジタルタイプの自動給餌器
  • 1食分が出てくるタイプの自動給餌器

アナログタイプの自動給餌器

電気を使わないアナログタイプの自動給餌器であれば、使い方は以下のようになっています。

  1. タンクにドライフードを入れる
  2. タンクは餌皿部分につながっているため、猫が食べた分だけ餌が出てくる

時間になると一定量のご飯が落ちてくるデジタルタイプとは違って、ご飯を食べれば食べた分だけ落ちてくるというものになります。
そのためご飯を必要以上に食べたがる猫に用意すると、太り過ぎてしまいます

良い点としては「圧倒的に値段が安いこと」です。
安いものであれば、1000円程度の物もあります。

一方欠点としては、先ほど記述した「食べ過ぎの心配」と「時折ご飯が詰まってしまうことがあること」です。
ご飯が詰まってしまっている場合は、ある程度の振動を与えれば詰まりが解消され、また出てくるようになります。
そのため飼っている猫が自動給餌器の仕組みを理解していれば、問題ないと言えるでしょう。

デジタルタイプは1万円近くはするため、とりあえず安いもので良いという場合は、アナログタイプの自動給餌器を用意するのも良いかもしれません

 

デジタルタイプの自動給餌器

一方デジタルタイプの自動給餌器の使い方は以下のようになります。

  1. タンクにドライフードを入れる
  2. 餌を出す時間・回数を設定する
  3. 決められた時間になったら一定量の餌が排出される

デジタルタイプの自動給餌器は「設定した時間になると、決められた量の餌が出てくる」のが一番の特徴と言えます。
アナログタイプと違って、食べれば食べた分だけ出てくるというわけではないので、食べ過ぎ防止にはもってこいです。

1日3~5回ほど決められた時間でご飯を与えることができるので、飼い主さんが家にいない時だけでなく、ご飯の催促で深夜に鳴くような子を飼っている場合も、悩みの解消につながるでしょう。
また電源は電池タイプと電源コードタイプの2種類あります。

このように普段使いとしても、十分に活用できるのがデジタルタイプの自動給餌器の魅力です

欠点としては、やはり「それなりに値段が張ること」と言えるでしょう。
安いものであっても1万円近くはするため、手が出にくい部分があるかもしれません。
ただ出張や旅行などでよく家を空けるのであれば、一つ持っておいて損はしないでしょう。

 

1食分が出てくるタイプの自動給餌器

厳密に言うと、これもデジタルタイプの自動給餌器の1つです。
ただ若干仕組みが異なるため、別に紹介していきます。

1食分タイプの自動給餌器は画像から分かるように、1回にセットできるご飯の回数が決まっています
大抵は2~6回分のご飯がセットできるようになっています。
このタイプは時間になると、円盤が回転したり、ふたが開き、1食分が食べれるようになります。

良い点としては、「通常のデジタルタイプの物よりも正確に1食分がセットできること」です。
欠点としては、「決められた回数以上のご飯の給餌ができないこと」ですね。
ただそれほど目立った欠点ともいえないでしょう。

一方値段に関していうと、このタイプの自動給餌器はアナログとデジタルの中間と言える、3000~7000円ほどのものが多いようです。

 

3つのタイプ別、自動給餌器の特徴まとめ

ここまで紹介してきた3つのタイプの自動給餌器について、それぞれの特徴を以下にまとめてみました。
それぞれどんな特徴があるかを知ることで、選ぶ際に役立つでしょう。

 アナログ
タイプ
デジタル
タイプ
1食分
タイプ
(デジタル)
参考価格1000円

3000円
1万円

3万円
3000円

7000円
給餌ストック部分から
食べた分だけ出てくる
決めた時間に
設定した量が出てくる
決めた時間に
1食分が食べれる
餌の量設定不可5~10
グラム単位で
設定可能
細かく
設定可能
フードドライフードのみドライフードのみ半生なども
大丈夫だが、

衛生的には
ドライフード

のみが好ましい
お手入れ皿部分のみ
取り外し可能
皿部分のみ
取り外し可能
全体を分解する
必要あり
注意点食べ過ぎ・
詰まり注意。
賢い猫は仕組みを
理解してフードを
出してしまう
電池切れ・
設定忘れ注意。
賢い猫は仕組みを
理解してフードを
出してしまう
電池切れ・
設定忘れ注意
その他種類によっては
自動給水器を兼ねる
種類によっては
録音機能・
カメラ機能・

コンセント対応
種類によっては
録音機能を兼ねる

 

自動給餌器を実際に使った感想!

実は私はデジタルタイプの自動給餌器を持っています。

▲私の使っている自動給餌器「カリカリマシーン」

実際使ってみてどうかと言うと、一言で表すならば「本当に楽!」です。
猫のご飯の心配をすることはなくなりますから、仕事で帰りが遅くなるのを気にする必要がなくなったのが個人的には一番嬉しいです。
自動給餌器を使うまでは、帰りが遅くなると「早くご飯をあげないと」と、罪悪感を感じてましたからね。

カリカリマシーンの機能は以下のようなものです。

カリカリマシーンの機能一覧:

まずは公式サイトでも紹介されている簡単な機能一覧です。

  • タイマー給餌は1日4回まで1回約10g刻みで100gまで設定可能
  • 生ボイス給餌機能搭載
  • いたずら防止!猫ちゃんの手突っ込み食い防止に排出口を狭小設計&上蓋ロック機構つき
  • コンセントでも電池でも使えて維持費が安い!
  • タンク内フード切れ警告機能

カリカリマシーンを使っていて感じる良くない点は、「お皿が平らで食べにくそう」「5g刻みの設定ができない」「音がうるさい」の3点くらいです。
その他、使い方が難しかったり、故障したりなどは今のところ全くないため、おおむね満足しています。

より詳しい感想を見たいという方は、こちらからどうぞ

【自動給餌器】カリカリマシーンの徹底レビュー!猫宅で実際に使った感想は?

 

おすすめ!人気のある自動給餌器

人気のあるおすすめの自動給餌器を紹介していきます。
何を選んでいいか分からないという方は、是非参考にしてみてください。

アイリスオーヤマ ペット用自動給餌器

「アイリスオーヤマ ペット用自動給餌器」の特徴:
  • アナログタイプ
  • ドライフード1.5kgを収納可能
  • 電池切れなどの心配がない
  • 時折餌がうまく出てこないことがある

アナログタイプの自動給餌器は安いのが魅力的ですが、やはりあればある分だけ食べてしまうタイプの子を飼っている場合は、避けた方が無難でしょう。

 

ルスモ ペットフード・オートフィーダ

「ルスモ」の特徴:
  • デジタルタイプ(乾電池式)
  • 1日最大3回の給餌が設定可能
  • 給餌量は5gごとに設定可能
  • 単一電池×4(別売り)
  • 電池残量少なくなると、ディスプレイに残量注意表示が点灯
  • 一般的な使用方法で6ヵ月間が目安
  • ドライフードのみ給餌できる
  • シンプルでオシャレなデザイン

デザインもオシャレなデジタルタイプの自動給餌器です。
普段使いとしても、申し分ない機能を備えているのが嬉しいです。

 

自動給餌器 オートペットフィーダー 最大6回分

「オートペットフィーダー」の特徴:
  • 1食分が出てくるタイプの自動給餌器(乾電池式)
  • 最大で6回分の自動給餌が可能
  • 給餌の際に、録音ボイスの自動再生機能あり
  • 単二電池×4(別売り)
  • 「1日3回の2日分給餌」や「1日2回の3日分給餌」など使用間隔の調整が可能
  • 実物はかなり大きい

1食分をセットできるため、食事量をしっかりと調整したいという場合に、とてもおすすめの自動給餌器です。

 

カリカリマシーン(私の使っている自動給餌器)

「カリカリマシーン」の特徴:
  • タイマー給餌は1日4回まで1回約10g刻みで100gまで設定可能
  • 生ボイス給餌機能搭載
  • いたずら防止!猫ちゃんの手突っ込み食い防止に排出口を狭小設計&上蓋ロック機構つき
  • コンセントでも電池でも使えて維持費が安い!
  • タンク内フード切れ警告機能

カリカリマシーンは公式販売元から購入すれば1年間の保証がついているため、デジタルタイプの自動給餌器の中で最もおすすめです。
コンセント充電に加えて、特に大きなデメリットも見当たらないのが嬉しい点です。
実際の利用感想を見たい方はこちらからどうぞ

【自動給餌器】カリカリマシーンの徹底レビュー!猫宅で実際に使った感想は?

 

スマホで遠隔操作する自動給餌器 カリカリマシーン®SP

「カリカリマシーンSP」の特徴:
  • 【コンセント式】デジタルタイプの自動給餌器
  • 停電時に備えての乾電池も可能
  • 1日4食分まで給餌可能(10g単位での給餌量設定)
  • リモート操作による給餌も可能
  • カメラが付いているため、様子を見ることができる
  • ※Wifi環境でないと使用不可
  • リアルタイム会話機能(外出先などから声を聞かせることもできる)

この自動給餌器の一番の特徴は何と言っても「カメラが付いていること」です。
カメラが付いていることで、猫がちゃんとご飯を食べているかどうかを見ることができるので安心できます。
またコンセント式なのも嬉しい点ではないでしょうか。

 

まとめ

猫の自動給餌器は自分のライフスタイルに合わせて使うことで、とても役立つ物になります。
特に急な出張や旅行によく行く方、仕事が不規則な方にはおすすめです。
なかなか決められた時間にご飯を与えることができていない方も、利用を検討してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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