コーニッシュレックスは縮れ毛とほっそりとしたモデル体型が魅力的な猫種です。
今回はそんなコーニッシュレックスの性格や似ている猫種との違い、子猫の値段相場などを紹介していきます。
コーニッシュレックスに興味がある方は是非参考にしてみてください!
目次
コーニッシュレックスの歴史・由来
コーニッシュレックスはイングランド・コーンウォール州の家で生まれた突然変異の猫種です。
赤ちゃん猫の中に全身が縮れた毛におおわれた子猫がいました。
そのオスの子猫こそコーニッシュレックスの祖先で、名前を「カリバンカー」と言いました。
カリバンカーを基にコーニッシュレックスの繁殖は始まりました。
画像:レッキスラビット(Rex Rabbit)
名前の由来は故郷であるコーンウォール州の「コーン」と、似たような被毛を持つウサギの「レッキス」から取られました。
コーンウォール州のレッキス→コーニッシュレックス(Cornish Rex)ということですね。
どうでもいいですが、なんでレッキス・レックスと違うんですかね(^^;)
「デボンレックス」「セルカークレックス」と同じく、3大レックス種(巻き毛を持った猫種)の1匹としても知られています。
コーニッシュレックスに多い性格
コーニッシュレックスに多い性格は以下になります。
- 人懐っこい
- 甘えん坊
- 好奇心旺盛
- 遊び好き
- 他の猫との同居は苦手
非常に人懐っこく飼い主さんにとても良く懐きます。
部屋を移動しても付いてきて、まとわりつくように寄ってくるなど筋金入りの甘えん坊が多いです。
飼い主さんと一緒に過ごす時間こそが、コーニッシュレックスにとっての至福の時間です(^^)
一方好奇心は非常に旺盛で、ちょっとした騒音などにも興味を示すほどです。
運動量が多いため、飼育スペースは広めに用意できると良いでしょう。
また他の猫や子供との同居は苦手なため、静かな家での単独飼育がベストです。
コーニッシュレックスの特徴
コーニッシュレックスの特徴は以下になります。
- 細く柔らかな縮れ毛
- 大きな耳
- ほっそりとしたボディ
コーニッシュレックスの最も大きな特徴は細く柔らかな縮れ毛です。
被毛はシルクのように滑らかで、美しい光沢を放ちます。
コウモリのような大きな耳と繊細な顔立ちをしており、顔つきはスフィンクスにも似ています。
ほっそりとしたモデル体型で、尻尾も先っぽに近づくにつれて細くなっています。
こうしたスリムな体型を維持できるのは他の猫に比べて代謝機能が良いからだと言われています。
食べ過ぎても余計な脂肪を燃焼するため、肥満にならないのです。
ただもちろん年齢と共に代謝機能は落ちていくため、ずっとスリムというわけではありません。
コーニッシュレックスの体重
コーニッシュレックスの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。
- オス 3~4kg
- メス 3~4kg
猫の平均体重は4kgほどです。
コーニッシュレックスは平均より軽い体重をしていることが分かると思います。
コーニッシュレックスの平均寿命
平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。
コーニッシュレックスの平均寿命は12~15歳となります。
猫の平均寿命が15歳程度であるため、コーニッシュレックスは平均と同じかそれより若干短い平均寿命をしています。
ただ猫の寿命は飼い主さんの飼い方によるところが大きいです。
コーニッシュレックスの場合、飼育スペースを広くとって、冬の寒さ対策をしっかりとすることが大切です。
コーニッシュレックスの子猫の値段相場
コーニッシュレックスは日本ではかなり珍しい猫種です。
国内のブリーダーも数える程度しかおらず、ペットショップではほとんど販売していないです。
そのため入手難易度は高いです。
そんなコーニッシュレックスの子猫の値段相場は以下になります。
購入元 | 値段 |
ペットショップ | 15万~25万円 |
ブリーダー | 10万~25万円 |
ペットショップで販売していることはほとんどないので、基本的にはブリーダーからの直接購入となります。
ただブリーダーやペットショップどちらから購入するにしても、大切なのは信頼できる人・店から購入することです。
良いブリーダー・ペットショップの選び方はこちらから確認できます。
また購入ではなく、里親制度を利用して猫を取るのも一つの手です。
里親制度を利用する場合は、基本的に購入費などはかかりません。
ただこれまでに払われたワクチン代などは肩代わりすることになります。
里子としてコーニッシュレックスを引き取りたいという方は、こちらを参考にしてみてください。
コーニッシュレックスに似ている猫種との違い
コーニッシュレックスとデボンレックス・スフィンクスはそれぞれとても似た外見的特徴を持っています。
それぞれどういった違いをしているか紹介していきます。
コーニッシュレックスとデボンレックスとの違い
コーニッシュレックスとデボンレックスは、それぞれ縮れ毛をしているという特徴が酷似しております。
ただコーニッシュレックスとデボンレックスの子猫が直毛だったことから、それぞれの縮れ毛の遺伝子は別のものであることが分かっています。
コーニッシュレックスとデボンレックスは、毛質と体型から違いを見分けることができます。
デボンレックスの毛はコーニッシュレックスよりもカールが弱く、緩くウェーブしています。
肌触りはコーニッシュレックスはシルク、デボンレックスはスエードに例えられることが多いです。
またコーニッシュレックスは、デボンレックスよりもスリムな体型をしています。
コーニッシュレックスとスフィンクスとの違い
コーニッシュレックスと「スフィンクス」は、どちらも大きな耳を持っているなど顔立ちが非常に似ています。
もちろんスフィンクスは無毛のため、見分けるのに苦労はしません。
スフィンクスの耳が大きいのは、スフィンクスがデボンレックスの交配種だからです。
そのため体型もデボンレックス寄りで、コーニッシュレックスとは共通していません。
でも確かに顔立ちは似ていますよね(^^)
コーニッシュレックスの飼い方のポイント!
冬の寒さに注意!
コーニッシュレックスには下毛が生えておらず、冬の寒さや湿気には弱いです。
基本的には室内飼いにし、外に出すことを控えるようにしましょう。
冬は室温管理に気をつける必要があります。
子猫は特に寒さに弱いため場合によってはエアコンをつけるなど、寒さ対策をしましょう。
ブラッシングの頻度
コーニッシュレックスの被毛は毛が弱く、抜け毛も少ないためブラッシングは必要ありません。
たまに撫でて抜け毛を取るくらいで大丈夫です。
食事・運動(遊び)
コーニッシュレックスは食事量はそれほど多くありません。
ただ多く食べても代謝が良いため、肥満にはならないようです。
これがスリムな体型を保てる秘密です。
当然年齢を取るとともに、代謝は悪くなっていくためずっとスリムな体型というわけではありません。
運動量自体は多い品種のため、飼育スペースが広い方が好ましいです。
1日30分はしっかりと体を動かして遊ぶようにしましょう。
かかりやすい病気
コーニッシュレックスがかかりやすい病気は「先天性貧毛症」というものです。
先天性貧毛症とは成長しても、毛量がほとんど増えない症状になる病気です。
元々毛量が少ないコーニッシュレックスですが、先天性貧毛症の場合ほとんど毛は生えてきません。
遺伝でなることが多い病気なので、子猫を受け取る前に親猫・子猫の健康状態などについてはしっかりと確認するようにしましょう。
まとめ
コーニッシュレックスはとても人懐っこく、お茶目な性格をしたスリム体型の猫です。
自慢の縮れ毛は摩擦に弱いため、抜け毛を手で取るくらいで大丈夫です。
コーニッシュレックスはとても甘えん坊なため、飼う際はたっぷりと愛情を注いで育てるようにしましょう(^O^)
他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
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