ラガマフィンはとても甘えん坊で心優しい猫です。
今回はそんなラガマフィンの性格や体重、子猫の値段相場など様々な情報を紹介していきます。
ラガマフィンを飼いたいと思っている方は是非参考にしてみてください!
目次
ラガマフィンの歴史・由来
ラガマフィンは人為的に作られた交配種です。
「ラグドール」を基に更にサイズを大きくし、見た目に変化を入れることを目的に、「ペルシャ」や「ヒマラヤン」を交配させできた猫種です。
ラグドールの開発者アン・ベーカーはラグドールの販売に関して、フランチャイズのような形式をとりました。
そのやり方に疑問を持った一部のブリーダーたちがラグドールを基に、ラガマフィンを作りました。
名前の由来はラグドールから取っています。
ただかなり皮肉めいた名前をしてるなとも個人的には思っています(^^;)
ラグドール(Ragdoll)は「人形」を意味します。
一方ラガマフィン(Ragamufffin)は「ぼろを着た少年」「いたずらっ子」、また綴りは若干違いますが「不良」(Raggamuffin)という意味もあります。
なんでも悪ふざけでつけた名前が正式に受理され、その後名前の変更ができなくなってしまったなんて説もあります(^O^)
ラガマフィンに多い性格
ラガマフィンに多い性格は以下になります。
- 抱っこ好きが多い
- 優しく穏やか
- 人懐っこい
- 寂しがり屋
- 社交的
ラガマフィンの性格は基本的にはラグドールとほぼ同じです。
人から抱っこされるのを嫌がらず、体を預けるようにゆっくりとする子が多いです。
普段の生活の中でも走り回るよりは、飼い主さんに撫でてもらう方が好きなようです。
人懐っこく飼い主さんが家に帰ってくるときは、ドアの前で待っているという子も多いようです。
これはラガマフィンが寂しがり屋な一面を持ち合わせているためです。
1匹での留守番は苦手なため、1人暮らしの場合はお互いを楽しませられるように、多頭飼いがおすすめです。
他の猫や子供に対しても威圧的な行動を取らず、協調性があるため多頭飼いも問題ないようです。
ラガマフィンの特徴
ラガマフィンの特徴は以下になります。
- モフモフの被毛
- 大きな体
- 様々な種類
- 長い成長期間
ラガマフィンはモフモフの被毛が特徴的な猫種です。
また純血種の猫の中では1,2を争う大きな体を持っていることも知られています。
ラグドールと違うのは様々な模様・毛色の種類がいるということです。
「バイカラー」「ポインテッド」「ミテッド」の3種類のみのラグドールに対して、ラガマフィンは実に様々な種類がいます。
目の色もラグドールはサファイヤブルーのみですが、ラガマフィンはすべての色を持っています。
成長期間が長いという一面も持っています。
通常の猫が1・2年ほどで成猫になるのに対して、ラガマフィンが成猫になるのは3・4年ほどかかります。
ラガマフィンの体重
ラガマフィンの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。
- オス 5~8kg
- メス 5~7kg
猫の平均体重は4kgほどです。
ラガマフィンは純血種の猫の中でも、最も体の大きい猫種の一つということが分かると思います。
ほとんどの子が平均以上の体重になり、大きい子だと10kgにもなるようです。
ラガマフィンの寿命
平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。
ラガマフィンの平均寿命は11~13歳となります。
猫の平均寿命が15歳程度であるため、ラガマフィンの平均寿命は若干短いようです。
ただ猫の寿命は飼い方によるところが大きいです。
ラガマフィンの場合、寂しがり屋な子が多いためたっぷりと愛情を注ぐようにしましょう。
ラガマフィンの子猫の値段相場
ラガマフィンの親ともいえるラグドールは、世界的に知名度もあり人気も高いです。
ですがラガマフィンを飼育している人はそれほど多くありません。
ペットショップではあまり販売されておらず、ブリーダーも日本には数人しかいないようです。
そんなラガマフィンの子猫の値段相場は以下になります。
購入元 | 値段 |
ペットショップ | 20万~30万円 |
ブリーダー | 10万~25万円 |
ラガマフィンは日本では珍しい猫種ということもあり、入手が少し難しいです。
ペットショップではあまり販売されていないことから、基本的にはブリーダーからの購入となります。
ただブリーダーやペットショップどちらから購入するにしても、大切なのは信頼できる人・店から購入することです。
良いブリーダー・ペットショップの選び方はこちらから確認できます。
また購入するのではなく、里親制度を利用するのも一つの手です。
里親制度を利用する場合は、基本的に購入費などは発生しません。
ただこれまでにかかったワクチン代金などは負担することになります。
ラガマフィンが里子として出される機会はそうありません。
里親募集サイトに掲載されたら、募集者にすぐに連絡を取るようにしましょう。
ラガマフィンの飼い方のポイント!
ブラッシングの頻度
ラガマフィンは長毛種の猫であるため、毎日のブラッシングが必要になります。
春や秋などの換毛期は抜け毛が特に多くなるため、1日2~3回のブラッシングをするのが好ましいでしょう。
食事・運動(遊び)
ラガマフィンは成長期間が長く、体が大きくなる子が多いため、高カロリー・高タンパクの食事を心がける必要があります。
運動量自体は少ないですが、遊ぶことは好きなので体を動かすようにしましょう。
ラガマフィンは利口な子が多いため、フェッチング(取ってこい!ゲーム)もできるようになるようです。
フェッチングをするラガマフィン(Youtube)
キャットタワーを用意する際は、ラガマフィンの大きな体を支えられるようにしっかりと固定させましょう。
かかりやすい病気
ラガマフィンがかかりやすい病気は以下になります。
- 肥大型心筋症
- 多発性嚢胞腎疾患(たはつせいのうほうじんしっかん)
「肥大型心筋症」とは心臓の筋肉が厚くなってしまい、1回の収縮で体に送る血液の量が少なくなってしまう病気です。
原因ははっきりとはわかっていませんが、肥満が強い関連を持っていると考えられています。
「多発性嚢胞腎疾患」とは腎臓が正常に機能しなくなっていく病気です。
最終的には腎不全のような状態になってしまう危険な病気で、ラガマフィンはペルシャの遺伝子を受け継いでいるためこの病気にかかりやすいようです。
また病気ではありませんが、ラガマフィンは肥満になりやすいと言われています。
少しぽっちゃりするくらいなら問題ありませんが、でっぷりしてしまうと様々な病気にかかりやすくなるため気をつけましょう。
まとめ
ラガマフィンは非常に甘えん坊で、人懐っこい猫種です。
初心者の方でも飼いやすい猫種ですが、ラグドールに比べると入手が多少難しいです。
飼う際は基本的にブリーダーからの直接購入になります。
とても寂しがり屋な一面を持っているため、飼った際はたっぷりと愛情を注いで育てるようにしましょう(^O^)
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