【凶暴化の噂は本当?】アビシニアンに多い5つの性格・特徴とは

アビシニアンは最も古い家猫の1種とも言われており、古来より欧米を中心に人気のある猫です。
今回はそんなアビシニアンに多い性格や特徴を紹介していきます。
アビシニアンを飼おうか検討している方は参考にしてみてください。

 

アビシニアンの歴史

アビシニアンは歴史的には最も古い家猫だと言われています
出現の正確な時期は分かっていませんが、1860年代ごろだという説が有力です。

種として定着した国はイギリスで、アビシニアンの元となった猫とイギリスに元来住みついてた猫との交配により定着したと言われています。

名前の由来は東アフリカのエチオピア(旧称:アビシニア)生まれの種として「アビシニアン」と呼ばれたことです。
名前の由来なども相まって、エチオピア生まれの種と考えられることが多いです。
ただ実際のところ、インド洋の沿岸地域や東南アジアなどの一部で生まれたのではないかと現在では考えられています。

アビシニアンの長毛種
アビシニアンの長毛種は「ソマリ」という猫種です。
どちらも非常に飼い主さんに良く懐き、きれいな容姿をしています。

 

アビシニアンに多い性格

アビシニアンに多い性格は以下になります。
1つずつ詳しく見ていきましょう。

  • 遊び好き
  • 甘えん坊
  • 神経質
  • 高い適応能力
  • 凶暴化の噂?

遊び好き

アビシニアンは生来の遊び好きでとても好奇心旺盛です。
ただ撫でられて喜ぶようなタイプではなく、体を動かすことに幸せを見出します。
非常に動き回るのが好きなため、毎日30分は集中して遊ぶ時間を取ってあげましょう

 

甘えん坊

アビシニアンは飼い主さんに対してとても従順で甘えん坊な性格をしています。
かなりの甘えん坊が多いようで、飼い始めたらあなたのしていることに一々茶々を入れに来ることもあるようです。

読んでいる新聞の上に座ったり、パソコンをいじっていたらキーボードの上に腰かけたりといったこともあるようです(^^)
こういった行動も全てはあなたに注目してもらいたい、遊んでもらいたいという気持ちから来ている行動であるため、優しく対応してあげましょう(・∀・)

 

神経質

アビシニアンは好奇心旺盛で遊び好きな面こそ持っているものの、神経質な一面も持ち合わせていいる子が多いようです。

仲良くなることは出来ますが、他の猫との同居などは基本避けた方が良いと言われています。
また知らない人などに対してもすぐに仲良くなれますが、一方で人見知りをする傾向のある子もいるようです

1人暮らしの場合は日中の遊び相手がいなくなってしまうため、比較的社交的な猫と多頭飼いをすることをおすすめします。
例を挙げると「アメリカンショートヘア」や「メインクーン」「サイベリアン」などは非常に社交的な性格を持っています。

 

高い適応能力

アビシニアンは他の猫と比べると高い適応能力を持っているようです。
どんなことへの適応かというと、周囲の環境やライフスタイルの変化です。

例えば引越しをしたとしても、すんなりと新しい環境になじむことができます
また飼い主さんの仕事が変わり夜勤をするようになったとしても、朝寝て夜起きる生活にシフトすることができるのです。

飼い主さん本位で暮らすのには過ごしやすい性格をしていると言えます。

 

凶暴化の噂?

通常アビシニアンは、非常に運動量が豊富でわんぱくな甘えん坊気質を持っています
いたずらっ子気質も持っているため、度が過ぎて飼い主さんが凶暴と感じることもあるようです。

ただそれとは決定的に違う凶暴さ。
威嚇をしてくる、急に襲い掛かってくるというケースもごくまれにですがあるようです。

基本的に猫が突然凶暴化する際は何らかの要因があります
考えられる要因はどれもストレスですが、何によってストレスを感じるかは様々です。
どういったことから猫がストレスを感じるかというと基本的には以下になります。

  • 環境へのストレス
  • 愛情欠如のストレス
  • しつけに関するストレス

環境へのストレス

猫の周囲の環境が変わったことによって猫がストレスを感じ、性格が凶暴化してしまうというケースです。
この例では引っ越しや、猫の愛用していたものがなくなってしまったなどが挙げられます。
他にも多頭飼いによって、ストレスを感じてしまうケースなども存在します。

 

愛情欠如のストレス

猫に構う時間が少なかったり、ほったらかしにしてしまうことなどです。
元々懐いていた猫も遊ぶ時間が少なかったり、無視されるような生活が続くと当然ストレスが溜まります。

アビシニアンは特に飼い主と長い時間を共に過ごそうと甘えてくる子が多いです。
飼う場合は毎日少なくとも30分は、集中して遊ぶ時間を作ってあげましょう。

 

しつけに関するストレス

私たちにとっては優しくしつけをしたつもりでも、猫がそれを「攻撃された。」と捉えてしまうこともあります。
具体的な例としては、ごはんを盗み食いしようとしていた猫の鼻をチョンと軽く叩いたらそれ以来攻撃的になったなどです。

神経質な猫ほど些細なことがきっかけとなってしまうことはあります。
猫をしつける時に基本的に体罰は効果が出にくいため違う方法を考えるようにしましょう。

このように猫が凶暴化するのには何かしらの要因があるケースがほとんどです。
まずは猫がストレスを感じないような環境づくりをすることが大切です。

結局のところアビシニアンの性格が凶暴なのか?
凶暴化するというのは噂なのかそれとも事実なのかと気になる方は多いですよね。

これに関しては、他の猫よりも若干そうなりやすいと思われます
実際アビシニアンが凶暴という噂が出るということは、ほかの猫よりもそう感じられるケースが多いことに端を発していることだと考えられるからです。

またアビシニアンが他の猫よりも凶暴化してしまいやすい理由としては、若干神経質な部分を持っていることが大きく作用していると考えられます
同じように神経質な性格をしている子が多い「ロシアンブルー」も同様に凶暴化するというケースがあるようです。

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アビシニアンの特徴

アビシニアンの特徴は以下になります。
1つずつ詳しく見ていきましょう。

  • 生まれつきのアスリート
  • カラフルな被毛の色
  • とても古い家猫
  • 利口

生まれつきのアスリート

アビシニアンは見た目こそほっそりしていますが、その実は非常に動き回るタイプの猫です。
シュッとした体つきですが、ボディは筋肉質で身のこなしは早いです。

上下運動はお手の物で、何か登れそうなものがあれば果敢に挑戦するといった特徴も持ち合わせているようです。
飼う際はキャットタワーを用意してあげたいところです。

 

カラフルな被毛の色

アビシニアンは1本1本が何色かの濃い色が均等に入った「ティックド」と呼ばれる被毛をしています。
アビシニアンのこの独特の被毛は「アグーティタビー(アビシニアンタビー)」と呼ばれ優雅な印象を見るものに与えます。

種類が多いことでも知られています。それぞれの種類の画像についてはこちらから確認できます。

【ルディ・レッド・フォーン・ブルー】アビシニアンの種類毎の画像と子猫の値段相場

 

とても古い家猫

アビシニアンは出自こそはっきりしていませんが、19世紀の後半頃には種として擁立されていたと言われています。
家猫としては最も古いタイプの猫種とも言われており、欧米では根強い人気を誇っています。
アメリカでは特に人気が強いようで、人気の猫種トップ5には入るようです

 

利口

アビシニアンは古来より家猫として飼われていたこともあってか、賢い子が多いようです。
うまく教えてやればフェッチング(取ってこい!ゲーム)もできるようになります。
フェッチングをするアビシニアン(Youtube)

 

まとめ

アビシニアンは人懐っこく、きれいな容姿をしていることから日本でもとても人気の猫種です。
飼い主の愛情をたくさん欲しがる甘えん坊が多いため、飼う場合はたっぷりと愛情を注ぐようにしましょう。

アビシニアンについてより詳しく知りたい場合は、下の記事も確認してみてください。

【体重・寿命・飼い方など】アビシニアンについてまとめ!

【ルディ・レッド・フォーン・ブルー】アビシニアンの種類毎の画像と子猫の値段相場

他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
世界の猫種一覧まとめ!

photo credit:John Morton by “Oh, you found me…”、K. Kendall by Chloe sits 002

この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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