アビシニアンはその美しい毛色と人懐っこい性格から人気の猫種です。
今回はそんなアビシニアンの体重や寿命、飼い方を中心とした情報を紹介していきます。
アビシニアンを飼おうか悩んでいる方は是非参考にしてみて下さい。
目次
アビシニアンの歴史
アビシニアンは出自こそはっきりしていませんが、19世紀後半頃にできた猫種だと言われています。
最も古い家猫とも言われていて、古くから人の近くで暮らしてきたようです。
名前の由来はアビシニアンの出自が、東アフリカのエチオピア(旧称:アビシニア)にあると考えられていたことにあります。
ただ現在では東南アジアやインド洋周辺の発祥ではないかと考えられています。
アビシニアンに多い性格

アビシニアンに多い性格は以下になります。
- 遊び好き
- 甘えん坊
- 神経質
- 高い適応能力
- 凶暴化の噂?
アビシニアンは基本的には遊び好きで甘えん坊な子が多いです。
その反面神経質な部分も持ち合わせており、ちょっとしたことでストレスを溜めてしまうことがあります。
ただ飼い主さんのライフスタイルや、引っ越しなどに対しても適応能力が高いです。
しっかりと愛情を注ぐことさえできれば、鳴き声なども小さいため飼いやすいと言われています。
また一部ではアビシニアンの性格が凶暴という噂も出ているようです。
こちらに関しては長くなるため、別ページに詳しくまとめています。
アビシニアンの特徴
アビシニアンの特徴は以下になります。
- カラフルな被毛の色
- 生まれつきのアスリート
- とても古い家猫
- 利口
- 4種類の毛色
アビシニアンの最も大きな特徴はアビシニアンタビーと呼ばれる独特の被毛です。
アビシニアンタビーとは、アビシニアンの毛がティッキング(1本の毛で2色以上の色があること)となっていることです。
また体がほっそりしているものの運動能力は高く、最も古い家猫の一種とも言われています。
毛色は「ルディ」「レッド」「フォーン」「ブルー」の全4種類です。
それぞれの参考画像は以下になります。


アビシニアンの体重
アビシニアンの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。
- オス 3~5kg
- メス 3~5kg
猫の平均体重は4kgほどです。
アビシニアンは平均と同じか、それよりも若干軽めの体重をしています。
ご飯を与えすぎて肥満にならないように気をつけましょう。
アビシニアンの平均寿命
平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。
アビシニアンの平均寿命は10~14歳となります。
猫の平均寿命が15歳程度であるため、アビシニアンは平均より若干短めの寿命をしていると言えます。
アビシニアンを長生きさせたい場合、以下のことが大切になります。
- 適度な食事
- 毎日の運動
- ストレスを溜めさせない
猫は成長段階によって必要なフードが変わります。
アビシニアンは運動量豊富な猫種であるため、ストレスを溜めさせないためにも毎日30分は遊び時間を確保しましょう。
アビシニアンの子猫の値段相場
アビシニアンはその人懐っこさと、中世的な容姿から日本でも高い人気を誇る猫種です。
人気があるためペットショップでは多くの店が展示しており、ブリーダーの数も少なくはありません。
そんなアビシニアンの子猫の値段相場は以下になります。
購入元 | 値段 |
ペットショップ | 20万~30万円 |
ブリーダー | 10万~25万円 |
基本的に安価でアビシニアンを迎えたい場合は、ブリーダーからの購入がおすすめになります。
ただどちらから購入するにしても、良いブリーダー・ペットショップから猫を受け取ることが大切です。
良いブリーダー・ペットショップの見極め方はこちらから確認できます。
アビシニアンの飼い方のポイント!

冬の寒さに注意
アビシニアンは夏の暑さには弱くありませんが、冬の寒さに弱いです。
そのため冬場は、タオルや毛布を多めに用意して保温対策をしっかりするようにしましょう。
特に子猫は冬の寒さにかなり弱いため、家を空ける場合はエアコンをつけるなど寒さ対策をするようにしましょう。
アビシニアンへの依存に注意
アビシニアンは非常に人懐っこく甘えん坊気質を持っている猫です。
あなたの注目を集めるために、じっと近くでいたずらをしてくることがあります。
あなたが新聞を読んでいれば新聞の上でくつろぎ、トイレに行くなら一緒についてくるなどです。
こういった人懐っこさから、時間を忘れてアビシニアンに依存してしまわないように気をつける必要があります。
猫に深く愛情を注げるのは素晴らしいことですが、それ以外の時間をなくしてしまうのは個人的に危ないと思っています。
あくまで日常生活に支障が出ない範囲で、可愛がるようにしましょう(^^)
ブラッシングの頻度
アビシニアンは短毛種ですので、週に1回程度のブラッシングで大丈夫です。
ただ春や秋などの換毛期は週に2・3回程度のペースでブラッシングをするようにしましょう。
また特徴の一つであるアビシニアンタビーをきれいに保つためには、被毛をケアしてあげることが大切です。
具体的には手でなでてあげる、もしくはセーム皮を使って撫でるようにしましょう。
運動(遊び)
アビシニアンは非常に運動量が豊富で、活発な猫です。
じっとして長い時間を過ごすタイプではないため、毎日しっかりと遊んであげる必要があります。
1日少なくとも30分程度は時間を割いて、遊ぶ時間を確保するようにしましょう。
また上下運動が大好きな猫種であるため、キャットタワーは必ず用意しておきたいところです。
かかりやすい病気
アビシニアンがかかりやすい病気は以下になります。
- 歯周病
- 知覚過敏症
歯周病
歯周病は私たち人間にとっての歯周病と同じように、口周りに関連する病気や症状を指します。
代表的な症状は以下になります。
- 口が臭い
- 歯肉が腫れている(歯肉炎)
- 歯が抜けるorぐらつく
- 歯の付け根が黄色い
- 食欲がない
歯周病の原因は歯垢が溜まり、歯石になってしまったことによるもの。
もしくは内科的な病気が原因の場合などがあります。
予防には普段の歯磨き習慣をしっかりとすることが大切です。
歯磨きは成猫になってから習慣をつけようとすると嫌がるため、子猫のときからしっかりと習慣付けをすることが重要になってきます。
歯周病は3歳以上の成猫の80%が発症していると言われている病気です。
見くびらず、しっかりと予防していきましょう。
知覚過敏症
知覚過敏症とは猫の落ち着きがなくなり、異常な行動を取ってしまう病気です。
これも症状は様々ですが、一部分を集中的にグルーミングしたりします。
原因がはっきりとはわかっていませんが、ストレスが関連性を持っていると考えられています。
知覚過敏症を防ぐためにも、猫がストレスを溜めてしまうような環境や行動を取らないようにしましょう。
何か様子がおかしい時はかかりつけの獣医さんに診てもらうようにしましょう。
まとめ
アビシニアンは人懐っこく甘えん坊な性格をしており、ルックスもよく非常に可愛い子が多いです。
若干神経質な部分なども持ち合わせているため、ストレスが溜まらないように愛情をたっぷりと注ぐことが大切です。
飼う際は毎日しっかりと遊んであげるようにしましょう(・∀・)
アビシニアンについてより詳しく知りたい場合は、下の記事も確認してみてください。
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photo credit:John Morton by Daisy face、Andrew by kitten in tree no. 876、John Morton by Daisy napping 1