今回はシンガプーラの性格や目の色、子猫の値段相場など様々な情報を紹介していきます。
また飼い方など、これからシンガプーラを飼いたいという方や、既に飼っているという方にもお得な情報も合わせて紹介していきます!
目次
シンガプーラの歴史・由来
シンガプーラはシンガポールで自然発生した猫が元だと考えられています。
1975年ハル&トミー・メドウズ夫婦がシンガポールから、この猫を5匹アメリカに持ち込みました。
現在シンガプーラと呼ばれている全ての猫は、この5匹の猫の計画繁殖から生まれた猫です。
繁殖から7年もしないうちに新種として認められ、すぐに人気の猫種になりました。
しかしトミー・メドウズが元々「アビシニアン」を繁殖させていたこと。
アビシニアンとシンガプーラはどちらもきれいなティッキング模様の被毛をしていることから、シンガプーラはアビシニアンが交配に使われたのではないかといった疑いの声も上がっています。
また一方ではそれが事実ではないと主張する人もいます。
名前の由来はシンガポール出身であることから、シンガプーラ(Singapura)と名付けられました。
シンガプーラは小型で鳴き声が小さく、穏やかな猫種です。
こういった小型の猫が繁殖できたのは、シンガポールの環境が大きいと考えられています。
シンガポールはほとんどの猫が野性で、夜行性です。
そして食事には恵まれた環境だったため、できるだけ見つかりにくいような猫種は繁殖しやすかったのです。
シンガプーラに多い性格
シンガプーラに多い性格は以下になります。
- 優しく甘えん坊
- 人見知りをしない
- 活発で遊び好き
- やんちゃ
- 騒々しい環境が苦手
シンガプーラな基本的に優しく甘えん坊な性格を持つ子が多いです。
飼い主にも忠実でありながら、初対面の人に対しても人見知りをすることがなく接することができます。
ただ他の猫に対しては気難しいこともあるため、多頭飼いには慎重になった方が良いかもしれません。
活発で遊び好きな性格をしており、飼い主の肩の上にも飛び乗ってくるなどソファの上でじっとしているようなタイプではありません。
やんちゃで冒険心が強いため様々な場所を自由に探索しますが、物を壊したりするなど飼い主を困らせることはあまりしません。
若干神経質な面を持っており、騒々しい環境が苦手です。
赤ちゃんや子供がいるような、にぎやかな家庭にはあまり向いていない猫と言えるかもしれません。
シンガプーラの特徴
シンガプーラの特徴は以下になります。
- 猫種最小の体
- ティッキング
- 額のM字ライン
- アイライン
- 前足のライン
- 小さな鳴き声
シンガプーラは純血種の猫種の中でも最小と言える体をしています。
小型の体に生えたティッキングの被毛が光を浴びるとキラキラと輝くため、「妖精」と呼ばれることもあります。
被毛1本1本に何色かの濃い色が均等に入っていること
顔にも個性的な特徴がたくさんあります。
額には「アメリカンショートヘア」を彷彿とさせるM字ラインが入っており、目の周りはアイラインを引いたように白くなっています。
前足は薄い色と濃い色の被毛が、1本のラインを引いたように分かれています。
また鳴くことが少ない穏やかな気質の持ち主ですが、鳴き声自体も小さいため集合住宅での飼育も問題ありません。
シンガプーラの体重
シンガプーラの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。
- オス 2.5~3.5kg
- メス 2~3.5kg
猫の平均体重は4kgほどです。
シンガプーラは純血種の猫の中では、最も体重が軽く小型の猫です。
食事を与えすぎるとスリムな体型をキープできないため注意する必要があります。
シンガプーラの平均寿命
平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。
シンガプーラの平均寿命は11~15歳となります。
猫の平均寿命が15歳程度であるため、シンガプーラは平均と同じか少し短い寿命の子が多いと言えます。
ただ猫の寿命は飼い主さんの飼い方によるところが大きいです。
シンガプーラは若干神経質な面を持っているため、ストレスを感じるような環境にはしないように気をつけましょう。
シンガプーラの毛色・模様・目の色
シンガプーラの毛色はセーブル1色です。
模様も同様にティッキング1種類となっています。
一方目の色は「グリーン」「ヘーゼル」「イエロー」の3色となっています。
多いのはグリーンかヘーゼルだと思われます。
目の色の一覧画像は以下になります。
- サファイヤブルー※
- ブルー※
- アクア※
- グリーン
- ヘーゼル
- イエロー
- ゴールド※
- オレンジ※
- カッパー※
- オッドアイ※
※シンガプーラはいません
シンガプーラの子猫の値段相場など
シンガプーラは小さい体と、穏やかな気質を持っていることからペットとしても人気の猫種です。
販売しているペットショップは多く、飼育しているブリーダーも少なくありません。
そのため入手難易度は「簡単」です。
そんなシンガプーラの子猫の値段相場は以下になります。
購入元 | 値段 |
ペットショップ | 15万~30万円 |
ブリーダー | 15万~30万円 |
シンガプーラはペットショップで販売していることも多いですが、どちらかというとブリーダーからの購入の方が安価で元気な子が手に入りやすいようです。
ただブリーダーやペットショップどちらから購入するにしても、大切なのは信頼できる人・店から購入することです。
良いブリーダー・ペットショップの選び方はこちらから確認できます。
また購入ではなく、里親制度を利用して猫を取るのも一つの手です。
里親制度を利用する場合は、基本的に購入費などはかかりません。
ただこれまでに払われたワクチン代などは肩代わりすることになります。
実際に里子としてシンガプーラを入手したいという方は、こちらを参考にしてみてください。
シンガプーラの飼い方のポイント!
冬の寒さに注意!
暖かいシンガポール出身の猫と言うこともあって、冬の寒さには弱いです。
特に子猫は寒さで体調を崩しやすいので気をつけましょう。
寒さ対策として暖かい毛布を多めに置いたり、必要な場合はエアコンなどで温度調整をするようにしましょう。
抜け毛・ブラッシングの頻度
シンガプーラはほかの猫種と同じ程度の抜け毛になりますが、短毛のためそれほど気にならないでしょう。
ブラッシングは週に1回軽くしてあげれば大丈夫です。
食事・運動(遊び)
体が小さい猫種のため、ごはんの与えすぎには注意しましょう。
元々活発な猫種で、一人で自由に動き回るため無理に遊んであげる必要はありません。
体の高さを活かして高い場所に上ることが多々あるため、キャットタワーを用意すれば使ってくれるでしょう。
かかりやすい病気
シンガプーラはかかりやすい特定の病気は「ピルビン酸キナーゼ欠損症」です。
ピルビン酸キナーゼとは赤血球の中にある酵素の一つです。
赤血球中のこの酵素が少ないと、エネルギーを体に十分与えることができません。
具体的な症状としては、倦怠感・貧血・疲れやすいなどです。
現在のところ有効な治療法などはないようです。
シンガプーラを受け取ろうと思っている場合は、欲しい猫とその親猫がこの病気を持っていないかなどは確認するようにしましょう。
まとめ
シンガプーラは純血種の中でも最小の体に穏やかな気質を持っている猫です。
ティッキングの入った被毛は見事で、鳴き声も小さいことからマンションなどでも飼いやすいです。
遊び好きな猫のため、たくさん遊んで可愛がりましょう(^O^)
他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
世界の猫種一覧まとめ!
photo credit:Rebecca Siegel by Eye contact、Lil Shepherd by What’s out there?、Lil Shepherd by Kero’s Kits、Lil Shepherd by Singapura Kittens、deborahdegolyer by Bo and Mei having a little snooze