「猫アレルギーでも猫を飼いたい!」
このように考えている人は少なくないと思います。
ただ猫アレルギーの方が、対策なしで一緒に猫と暮らすのはかなり大変ですよね。
そこで今回は猫アレルギーの人が、猫と一緒に暮らすためのコツを紹介していきます!
目次
猫アレルギー持ちが猫を飼うための10のコツ
猫アレルギーでも普段の生活に気をつけることで、猫を飼うことはできるようです。
猫アレルギーの人が猫を飼うために大切なことは以下になります。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
- 猫アレルギーが出にくい猫種を選ぶ
- オス猫ではなくメス猫を飼う
- 暗い毛色ではなく、明るい毛色の子を飼う
- こまめな掃除と空気清浄機の利用
- 布張りの家具をできるだけ少なくする
- こまめなブラッシング
- こまめなシャンプー(蒸しタオル)
- 猫用ベッドの洗濯
- 猫との「距離感」を考慮する
- お医者さんと相談する
1.猫アレルギーが出にくい猫種を選ぶ
猫アレルギーの人が猫を飼う際に最も重要なことは「どんな猫を選ぶか」です。
ひとえに猫と言っても、様々な種類がいます。
そして中にはアレルゲンの生産量が少ない猫がいることなども分かっています。
- サイベリアン:アレルゲンの生産量が少ない
- バリニーズ:アレルゲンの生産量が少ない
- ベンガル:抜け毛、グルーミング量が少ない
- コーニッシュレックス:抜け毛が少ない
などが低刺激性猫として有名です。
ただ人それぞれ猫の何に対して、アレルギー反応が出ているかは異なります。
どの猫種だと猫アレルギーが出にくいかどうかは、相性なども関係してくると思われます。
ブリーダー宅などへ訪問して、アレルギー反応が出にくい猫種を見極めるようにしましょう。
他の低刺激性猫種を確認したい場合はこちらからどうぞ。
2.オス猫ではなくメス猫を飼う
オス猫よりメス猫の方がアレルゲンの生産量が少ないようです。
メス猫を飼うことは、オス猫よりは多少飼いやすいといえるでしょうくなるでしょう。
またオスに関して言えば、去勢をすることでアレルゲンの生産量が減るのだとか。
3.暗い毛色ではなく、明るい毛色の子を飼う
不思議なことに、猫の毛色によってもアレルゲンの生産量が違うようです。
具体的には白など明るい毛色の子の方がアレルゲンの生産量は少なく、黒など暗い毛色の子の方がアレルゲンを多く生産するようです。(引用:petfinder)
ただ理由などはわかっていないようです。
ここまでをまとめると猫を選ぶ際は、以下のことに気をつけた方が良いと言えるでしょう。
- 低刺激性の猫種を選ぶ
- メス猫を選ぶ
- 明るい色の毛色の猫を選ぶ
続いて実際飼う際に大切なことを紹介していきます!
4.こまめな掃除と空気清浄機の利用
猫アレルギーの方は猫の唾液やフケ、尿糞などに反応してしまうようです。
そこで猫アレルギーの方が猫を飼う際に大切になってくるのは、フケや抜け毛などを部屋に蔓延させないことになります。
そして具体的に大切になってくるのが、部屋に落ちた猫のフケや抜け毛のこまめな掃除です。
部屋のどんなところにフケなどが付着するかというと、布張りの製品であるカーテンやソファ、マットレスなどが多いようです。
出来れば毎日軽くでも掃除機はかけた方が良いでしょう。
また空気清浄機は猫のいる部屋には置くようにしましょう。
空気清浄機のグレードに関しても、ごく微細な物質を吸い込んでくれる少し高級なものを選ぶようにしましょう。
中にはペットを飼ってる人向けの空気清浄機なども販売されているようです。
5.布張りの家具をできるだけ少なくする
布張りの家具には、猫の抜け毛やフケがくっついてしまいやすいです。
できるだけ布張りの家具の使用は避けた方が良いでしょう。
具体的にはカーテンをブラインドに替えたり、布張りのソファを革製のものにするなどでしょうか。
6.こまめなブラッシング
ブラッシングをすることで、猫の体に付いたフケや抜け毛を取ることができます。
ブラッシングに関しては基本的に毎日するようにしましょう。
またブラッシングをする際はマスクをして、終わったら手洗いをするようにしましょう。
7.こまめなシャンプー(蒸しタオル)
猫をシャンプーで洗うことで、体に付いたアレルゲンをかなり流すことができます。
1週間に2,3回程度シャンプーをすることで、通常の猫と比べて84%程度アレルゲンを減らすことができるようです。
ただシャンプーを嫌がる猫は多いです。
そのためアレルギー持ちの方が猫を飼う場合は、できる限り(猫の嫌がり具合と天秤にかけて)こまめにお風呂に入れるようにしましょう。
またお風呂を嫌がらない猫種を飼うのもおすすめです。
低刺激性猫の中では、ベンガルなどがお風呂を嫌がらない猫種として知られています。
またお風呂が難しいという場合は、蒸しタオルで体を拭きとるのもおすすめです。
8.猫用ベッドの洗濯
猫をお風呂に入れて体を洗ってあげるのも大切ですが、猫用のベッドやおもちゃも布製品であれば定期的に洗うようにしましょう。
またベッドに関しては、ベッドだけでなく猫愛用の毛布なども一緒に洗濯するようにしましょう。
9.猫との「距離感」を考慮する
家の中に猫の入らないスペースを作ることは、猫アレルギー持ちの人にとってとても大切です。
恐らく大抵は寝室になると思われます。
猫が一緒に寝たがっても、心を鬼にして寝室に入れないようにしましょう。
これも猫と一緒に生活を送るためにとても大切なことだからです。
寝室は毎日平均8時間を過ごす部屋です。
その部屋にアレルゲンが落ちていると体にもかなりの負担がかかってしまいます。
また家の中で猫と遊ぶ際は、パジャマのまま遊ぶのも避けた方が良いと言えるでしょう。
「猫が寝室のドアを開けてしまう!」という方はこちらを参考にしてみてください。
10.お医者さんとしっかり相談する
実は薬を飲むことで、アレルギー反応を軽くすることができます。
アレルギー反応を抑えて、症状を軽減する薬を飲むことでかなり暮らしやすくなるでしょう。
ただ定期的に薬を飲むのか、それとも症状が出てきたときに飲むのかなどはお医者さんと話し合って決めるようにしましょう。
まとめ
猫アレルギーでもなんとか猫を飼っている人は意外と多いようです。
誰でもできるとは言えませんが、しっかりと対策を練ることで飼うことは出来るでしょう。
ただ通常と比べるとかなりの努力が必要にはなるでしょう。
猫アレルギーの症状や原因、検査方法などについてはこちらに詳しくまとめています。
自分が猫アレルギーかどうか知りたい!という方はぜひ参考にしてみてください。
photo credit:Dan Zen by Ra – the little cute one、Mr.TinDC by Oliver in the Shower