ベンガル猫はそのワイルドな見た目と、明るい性格からとても人気の猫種です。
今回はそんなベンガルの性格や値段の相場をはじめとして、飼い方のポイントなどを紹介していきます。
ベンガルを飼おうか検討している方は是非参考にしてみてください。
目次
ベンガルの歴史

ベンガルはベンガル河周辺に生息する、アジアンレパードを基に人為的に作られた猫種です。
猫白血病の対抗遺伝子を持っていたアジアンレパードの血を取り入れるため、1970年代に交配が進められました。
品種として認められたのは1983年になってからです。
名前の由来はアジアンレパードの生息地周辺にあるベンガル河から来ています。
ベンガルに多い性格
ベンガルに多い性格は以下になります。
- 好奇心旺盛で遊び好き
- 注目欲求が強い
- イタズラっ子
- とても愛情深い
- 非常にアクティブ
- 水遊びを好む
ベンガルは基本的にとても好奇心旺盛で遊び好きな性格をしています。
カラッと明るい性格ですが、一方で注目欲求が強いわがままっ子な一面も持ち合わせています。
飼い主さんが何をされると嫌がるかも熟知しており、構ってもらうためにわざとその行動を取ることもあります。
ただそれは飼い主さんのことが好きだから取る行動であり、非常に良く懐きます。
ゆっくりと撫でられることによって幸福を感じるというよりかは、体を動かす遊びをすることが大好きです。
またベンガルの祖先であるアジアンレパードが高温多湿な環境で暮らしていることから、水遊びが好きな子が多いです。
ベンガルの特徴

ベンガルの特徴は以下になります。
- 卓越した運動能力
- シルクのような被毛
- 3種類の被毛の模様
ベンガルは野性のアジアンレパードの血が強く入っていることもあり、とても高い身体能力を持っています。
上下運動が非常に得意で好きなため、キャットタワーはベンガルを飼う場合必ず用意しておきたいです。
被毛はシルクのような肌触りで光沢があります。
実はベンガルは3つの模様の種類で分けられます。
- スポット(斑点)
- ロゼット
- マーブル
それぞれの模様の画像は以下になります。


ベンガルの体重
ベンガルの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。
- オス 4~6kg
- メス 3~5kg
猫の平均体重は4kgほどです。
そのためベンガルは平均より少しだけ重い体重をしていると言えます。
小さいヒョウのような体つきをしているため、体の線は滑らかですが筋肉質なボディとなっています。
ベンガルの寿命
平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。
ベンガルの平均寿命は13~15歳となります。
猫の平均寿命が15歳程度であるため、ベンガルは平均とほぼ同じ長さの寿命と言えます。
ベンガルを長生きさせたい場合、以下のことが大切になります。
- 適度な食事
- 毎日の運動
- ストレスを溜めさせない
猫は成長段階に応じてどのくらいの量のご飯が必要か変わります。
毎日運動は30分はさせるようにしましょう。
猫がストレスを溜めてしまう行動や環境は、こちらを参考にしてみてください。
ベンガルの子猫の値段相場

ベンガルは小型のヒョウのような姿からとても人気の猫種です。
日本ではトップクラスの人気を誇っているため、取り扱うブリーダーやペットショップの数は多いです。
そんなベンガルの子猫の値段相場は以下になります。
購入元 | 値段 |
ペットショップ | 20万~35万円 |
ブリーダー | 15万~25万円 |
様々な要因によってベンガルの値段は変化します。
ベンガルの価格は月齢や血統、被毛の色などもその一因になりますが、模様の種類が最も大きな要因となります。
先ほども書いたように、ベンガルの被毛の模様は「スポット」「ロゼット」「マーブル」の3種類です。
この中でロゼット模様は断トツで値段が上がります。
きれいにロゼット模様が出ているベンガルなどの場合は、上記の値段表より大幅に高くなることも珍しくありません。
場合によっては50万円を超えることもあります。
ベンガルの飼い方

ブラッシングの頻度
ベンガルは抜け毛も少なく、短毛種であるためブラッシングは週に1回程度のペースで大丈夫です。
ただ春や秋の換毛期は抜け毛が多くなるため、週に2・3回のペースでブラッシングするようにしましょう。
ベンガルの被毛の光沢を維持したい場合は手で撫でてあげれば大丈夫です。
運動(遊び)
ベンガルを飼う際は毎日の運動をしっかりと意識するようにしましょう。
とても運動量豊富な猫で、遊ぶ時間が少ないとストレスを溜め問題行動を起こしてしまいます。
毎日30分は遊ぶようにしましょう。
ベンガルを飼う際は、広い飼育スペースとキャットタワーの2つは必要になります。
かかりやすい病気
ベンガルがかかりやすい病気は以下になります。
- 肥大型心筋症(心臓病)
- 末梢神経障害
肥大型心筋症は心臓の筋肉が何らかの要因によって厚くなり、一回の収縮で血液に送る血液量が少なくなってしまう病気です。
血液の循環が悪くなることで、体に様々な不具合が生じてきます。
原因がまだハッキリしていない病気ですが、肥満と相関関係があると考えられています。
末梢神経障害は言葉の通り末梢神経で障害が起きてしまう病気です。
末梢神経とは体の様々な部位と中枢神経をつなぐ神経のことで、病気の症状は体の部位によって様々です。
何か猫に異常が見られる場合は、かかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。
まとめ
ベンガルは非常に高い身体能力と、エネルギーを合わせ持った遊び好きな猫です。
アジアンレパードの血が入っていることもあり、とてもきれいな模様も持っています。
飼う際は広い飼育スペースとキャットタワーは必須になります。
ベンガルは非常に明るく遊び好きな性格であるため、毎日楽しく遊ぶことができるでしょう(^O^)
ベンガルについてより詳しく知りたい場合は、下の記事も確認してみてください。
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