今回はトンキニーズの性格やシャムとの違い、子猫の値段相場など様々な情報を紹介していきます。
また飼い方など、これからトンキニーズを飼いたいという方や、既に飼っているという方にもお得な情報も合わせて紹介していきます!
目次
トンキニーズの歴史・由来
トンキニーズは「シャム」と「バーミーズ」の人為的な交配種です。
1950~70年代にカナダとアメリカで2つの品種の交配が進められました。
それぞれの特徴を取り入れるのに時間はかかりましたが、無事2つの猫種の特徴が出た「トンキニーズ」が出来ました。
1965年にカナダのクラブで認められると、他の国の猫機関でも認められるようになりました。
トンキニーズの元々の名前は「トンカニーズ(Tonkanese)」でした。
名前の由来は「South Pacific」というミュージカルに登場する、トンカニーズという島がモデルです。
ただそういったことを知らなかった人達が、原産国のインドシナ半島のトンキン地方と関連付け「トンキニーズ(Tonkinese)」と呼ぶようになり、そちらが定着するようになりました。
トンキニーズに多い性格
トンキニーズに多い性格は以下になります。
- 人懐っこく甘えん坊
- 飼い主に忠実
- 落ち着きがない
- 明るい
- 社交的
トンキニーズは基本的に人懐っこく甘えん坊な性格の子が多いです。
飼い主のことが好きな子が多く、肩や膝に飛び乗り一緒にいたがります。
シャム譲りの落ち着きのなさも性格の一つです。
じっとしていることがほとんどなく、常にいきいきと遊びに夢中です。
社交的な性格の持ち主でもあり、初対面であっても来客があれば必ず挨拶しに来るなど明るい性格をしています。
他の猫や動物との関係も持ち前の社交性から上手くいくケースが多いため、多頭飼いにもおすすめです。
逆に1人暮らしで日中家を空ける方の場合、遊び相手がいなくなってしまうため多頭飼いをした方が良いと言えるでしょう。
トンキニーズの特徴
トンキニーズの特徴は以下になります。
- つややかな毛並み
- アクアの瞳
- 賢い
- お喋り好き
トンキニーズの模様や目の色は個体差が大きいです。
ただどの個体も共通して、ミンクのような光沢のあるつややかな被毛を纏っています。
アクアの瞳をしている子が多いのも特徴の一つで、澄んだ美しさを秘めています。
賢く、お喋りな点はシャム譲りです。
他の猫に比べて記憶が長い猫とも一部では言われているようです。
シャムほどうるさくはありませんが、他の猫と比べるとかなりお喋り好きな一面も持っているようです。
トンキニーズの体重
トンキニーズの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。
- オス 3~5kg
- メス 3~4.5kg
猫の平均体重は4kgほどです。
トンキニーズは平均とほぼ同じ体重をしていると言えます。
トンキニーズの体を形容する際に良く用いられる言葉としては、「シャムよりは丸く、バーミーズよりはほっそりとしている」と言うものです。
トンキニーズの平均寿命
平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。
トンキニーズの平均寿命は15~17歳となります。
猫の平均寿命が15歳程度であるため、トンキニーズは平均より長い寿命をしていることが多いと言えます。
ただ猫の寿命は飼い主の飼い方によるところが大きいです。
日頃から健康管理に気をつけるようにしましょう。
トンキニーズの毛色・目の色の種類
トンキニーズの毛色は「ナチュラル」「シャンパン」「ブルー」「プラチナ」の4色のいずれかになります。
また模様のパターンはシャムのようなポインテッドか、ミンクのどちらかです。
ポインテッドとは猫の顔・耳・四肢・尾など体の末端だけに色がある被毛のことを言います。
一方ミンクとはポインテッドより色のある部分が濃い被毛のことを言います。
目の色は「ブルー」「アクア」「グリーン」「イエロー」の4色となっています。
多いのはアクアだと思われます。
目の色の一覧画像は以下になります。
- サファイヤブルー※
- ブルー
- アクア
- グリーン
- ヘーゼル※
- イエロー
- ゴールド※
- オレンジ※
- カッパー※
- オッドアイ※
※トンキニーズはいません
シャムとトンキニーズの違い
それぞれポインテッド模様をしている点など、シャムとトンキニーズはかなり似ています。
そんな2匹の違いは以下になります。
- 体型
- 目の色
- 被毛の模様のパターン
シャムはほっそりとした体型をしており、トンキニーズはシャムよりかは丸くがっしりとしています。
目の色はシャムがサファイアブルー1色なのに対して、トンキニーズは先ほど紹介したように4色のどれかとなります。
被毛の模様のパターンはどちらもほとんど同じですが、シャムはポインテッドのみなのに対して、トンキニーズはより色が濃いミンクになることもあります。
ちなみに性格はどちらもよく似ています。
トンキニーズはシャムほどお喋りではありませんが、2匹とも遊ぶのが好きで非常に活発な子が多いです。
トンキニーズの子猫の値段相場
トンキニーズは日本ではまだそれほど知名度がありません。
販売しているペットショップは少ないですが、ブリーダーは国内にも数人はいるようです。
そのため入手難易度は「普通」といったところです。
基本的にはペットショップからの購入は難しいため、ブリーダーからの購入になります。
そんなトンキニーズの子猫の値段相場は以下になります。
購入元 | 値段 |
ペットショップ | 15万~30万円 |
ブリーダー | 10万~30万円 |
ブリーダーやペットショップどちらから購入するにしても、大切なのは信頼できる人・店から購入することです。
良いブリーダー・ペットショップの選び方はこちらから確認できます。
また購入ではなく、里親制度を利用して猫を取るのも一つの手です。
里親制度を利用する場合は、基本的に購入費などはかかりません。
ただこれまでに払われたワクチン代などは肩代わりすることになります。
実際に里子としてトンキニーズを入手したいという方は、こちらを参考にしてみてください。
トンキニーズの飼い方のポイント!
抜け毛・ブラッシングの頻度
バーミーズは短毛種の中では普通に抜け毛もありますが、他の猫種より多いということはありません。
他の短毛種の猫と同じように1週間に2~3回程度、軽くブラッシングをしてあげる程度で大丈夫です。
食事・運動(遊び)
運動量が多いタイプの品種であるため、高たんぱく・高カロリーな食事を与えるように意識しましょう。
運動量は多いため飼育スペースは広めにとるようにしましょう。
飼い主と遊ぶのが好きで、肩に飛び乗るのが好きなように上下運動も得意なためキャットタワーを用意すれば喜んで使ってくれるでしょう。
かかりやすい病気
トンキニーズのかかりやすい病気は以下になります。
- 知覚過敏症候群
- アミロイドーシス
「知覚過敏症」とは猫の落ち着きがなくなり、異常な行動を取ってしまう病気です。
これも症状は様々ですが、一部分を集中的にグルーミングしたりします。
原因がはっきりとはわかっていませんが、ストレスが関連性を持っていると考えられています。
知覚過敏症を防ぐためにも、猫がストレスを溜めてしまうような環境や行動を取らないようにしましょう。
アミロイドーシスとは、「アミロイド」と呼ばれるタンパク質の一種が体の機能を邪魔してしまう病気です。
食欲不振や体重減少、おしっこの量が多くなるなど、その症状は多岐にわたります。
シャムはこのアミロイドーシスになる個体が遺伝的に多いため、シャムの交配種であるトンキニーズも同様に多いです。
何か様子がおかしい時は、かかりつけの獣医さんに診てもらうようにしましょう。
まとめ
トンキニーズはシャムとバーミーズの良いとこどりをした猫種です。
光沢のあるつややかな被毛に、人懐っこく愛情深いところがとても可愛いです(^^)
とてもお喋りな点を除けば、特に飼いにくい点などもないため初心者の方にもおすすめです!
他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
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