【画像でわかる!】猫の気持ちが現れる行動・しぐさ一覧!

猫と一緒に暮らしていると愛猫が何を考えているか、どんなことを私たちに対して思っているかはとても気になりますよね。
猫はパッと見、感情表現が少ないツンデレ動物に見えます。

ただそんなツンデレ猫たちも、注意して見ると様々な部分に感情表現が現れているのです。
そこで今回は猫の気持ちが出ている行動、仕草などを画像を交えながら分かりやすく紹介していきます!

 

猫の気持ちが読み取れる部位・しぐさまとめ

しっぽから読み取る猫の気持ち

猫の気持ちを読み取る際に、最も注意すべきなのがしっぽです。
しっぽは気持ちが現れやすい場所であるのと同時に、耳やヒゲ以上に長いため分かりやすいのも大きな特徴です。

猫語マスターを目指す者はまず、「しっぽが表す猫の気持ちを学ぶことが大切なのです!(笑)
以下の画像を見ることで、しっぽが表す猫の気持ちが理解できます。

photo credit:pinterest dog/cat language

しっぽが表す猫の気持ち

  1. 力を入れて下げている【防御、警戒】
  2. ピンと上に立てている【友好、満足】
  3. 投げ出して左右に振っている【イライラ、警戒、興味】
  4. 先折れで上に立てている【友好】
  5. 水平にしている【様子見、友好】
  6. ピンと上に立ててゆっくり左右に震わせている【嬉しい】
  7. やや下げてクネクネさせている【発情】
  8. 自分の体の内側に入れている【防御、不安、服従】
  9. 毛が逆立っている【怒り】

基本的には以上のような感情表現になります。

しっぽは猫の感情が最も出やすい体の部位になります。
そのため猫を飼い始めて、「この子何を考えているのかな?」という方はまず、しっぽをよく見て猫の気持ちを理解してあげるようにしましょう。

多くて分かりにくいという方は、基本的な3つを覚えちゃいましょう!
これだけでもかなり気持ちを読み取ることができるようになります。

しっぽが表す猫の気持ち(基本)!

  • しっぽをピーンと立てている【嬉しい!】
  • しっぽが水平【まあまあ】
  • しっぽを下げている【テンション低め】

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鳴き声から読み取る猫の気持ち

鳴き声からも、猫の気持ちは理解することができます。
しっぽ同様、鳴き声もわかりやすい部類になります。
基本的にはしっぽの形と鳴き声に注意することが、猫の気持ちを理解する近道です

鳴き声はそれぞれの個体によって特徴などが異なるため、その点のみ注意するようにしましょう。
一緒に暮らすことで、飼っている猫がどういった鳴き方の特徴を持っているのかを理解できるようになってくると思います。

基本的には以下のバリエーションが存在します。

鳴き声が表す猫の気持ち

  • ニャー、ミャー【要求、挨拶】
  • ゴロゴロ、ルルル、クルル【幸せ、満足】
  • ニャ【挨拶、返事】
  • クーン、クゥーン【寂しい】
  • シャー・ウー【威嚇、警戒】
  • ギニャー【悲鳴、怪我した】
  • ウミャウミャ【美味い、幸せ】
  • カッカッカッ【襲いたい】
  • アオー、アーオー、ワオーン【恋人欲しい!】
  • フー・フッ【安心】

一般に猫の鳴き声として表現されることの多い「ニャー」や「ミャー」はごはんくれ!遊んで!かまって!などの要求の言葉であることが多いです。
それよりも短い「ニャ!」が挨拶であることが多いです。

幸せな時はゴロゴロと喉を鳴らすことが多いです。
また少し寂しそうな鳴き声「クーン」と鳴いている時は寂しがっていることが多いため、優しく撫でてあげましょう。

威嚇や悲鳴に関しては、想像通りなのではないでしょうか?
野良猫などが「ギニャー!!」と外で叫び声をあげていることもありますが、あれも恐らく他の猫との喧嘩が原因の叫び声になります。

【猫の鳴き方まとめ】10種類の猫語が意味する猫の感情や気持ちとは?

 

ヒゲから読み取る猫の気持ち

ヒゲは猫にとってセンサーの役割を果たしています。
実はそんなヒゲも猫の気持ちを表している部位の一つなのです。

しっぽや鳴き声ほどは気持ちを正確に表すわけではありませんが、それなりに判断するための指標にはなります
ヒゲは向いている方向によって気持ちを理解することに役立ちます。

以下の画像を参考にしてみてください。

ヒゲの向きが表す猫の気持ち

  • 前方を向いてるとき【興味、警戒、驚き、怒り】
  • 後方を向いてるとき【怖い、服従、食事中】
  • 上方を向いてるとき【甘えたい、満足】
  • 下方を向いてるとき【基本はリラックス、退屈】

猫のヒゲは基本的には下方向を向いています(リラックス)
なかなかそれ以外の方向は分かりにくいですが、慣れていくことによって徐々にヒゲの方向からも猫の気持ちを理解できるようになっていきます。

ヒゲは口ほどに物を言う?ヒゲが表す猫の感情とは?

 

耳から読み取る猫の気持ち

耳もなかなか分かりにくいですが、感情のあらわれる場所の一つです。
好意的な反応こそ読み取りにくい部分ですが、耳からは猫のネガティブな感情が読み取りやすいです。

まずは以下の画像を参考にしてみてください!

photo credit:kucing comel

耳の向きが表す猫の気持ち

  • 耳を前に向けている【基本、満足、興味津々】
  • 耳を後ろ向きに反らせている【怒り、拒否】
  • 耳を伏せている【不安、恐怖】
  • 耳を色んな方向へ向けている【情報収集、不安】

基本的には耳を前に向けている子がほとんどですよね?
そのため満足や嬉しい時の気持ちを、耳から見分けるのは難しいです。

ただ抱っこしようとしたら、猫が耳を後ろ向きにして逃げてしまったなんて経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
耳を後ろに向けてしまっている時は、何かに対して嫌がっていたり、怒っている場合が多いです。

撫でている時などに耳がプイッと後ろに向いてしまったら、「今はいいよ」や「もう大丈夫」の表現です。
また甘えてくるまで放っておいてあげましょう。

続いて伏せ耳についてです。
猫が何かに怖がっている時に、耳を伏せているのを見たことはありませんか?

これは「怖いよー!」という猫の気持ちの表れなのです。
猫同士が一緒になっている時に、一方の猫が伏せ耳の場合は「負けました!」という服従の気持ちを表しています。

他にも何が起こっているのか理解できていない時などは、耳をクルクルと色んな方向に向けることがあります。
これはびっくりしたり不安を感じている時など、情報を集めようとする時に見られます。

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寝相から読み取る猫の気持ち

意外や意外かもしれませんが、寝相からも猫の気持ちがわかります。

猫は基本的に暑いと体を伸ばし、寒いと丸まって眠りにつく子が多いです。
ただ猫にとっては寝るという行為は、敵から狙われやすくなる危険を生み出すことでもあるのです。

寝相からは主に猫がどれだけその場所、家でリラックスできているかを読み解くことができます
まずは以下の画像を参考にしてみてください!

寝方が表す猫の気持ち

  • スフィンクス座り【警戒】
  • 香箱座り【そこそこ警戒】
  • (お腹見えない)横座り【安心】
  • (お腹見える)横眠り【かなり安心】
  • 仰向け【超安心!】
  • おしりを向けて寝てる【あなたを信用】
  • 顔を隠して寝てる【眩しい!】

野性の猫がくつろいでいる時によく見かける「スフィンクス座り」は警戒した猫たちの寝方になります。
起きたときにすぐに動けるように、警戒しているのですね。

「香箱座り」はスフィンクス座りよりかはくつろいでいますが、手放しでリラックスしているわけではありません。

続いて横に体を投げ出して寝ているときは、そこそこ安心していると言えます。
その状態でへそが見えればかなり安心していますし、そうでなくてもまあまあ安心していると言えるでしょう。

基本的に急所であるおなかを隠しているかどうかで、リラックスしているかどうかは分かります
そのため仰向け(いわゆるへそ天)の場合は完璧にリラックスしているか、野性を忘れているかのどちらかです(^0^)

もちろん寝ていない時に私たちに向かってゴロンとお腹を見せてくる場合も、気を許している合図です。
おしりを私たちに向けて寝ているのは、あなたに対して強い信頼感情を持っている証拠です。

ただ寝相に関しては、飼っている子が野良経験があるかどうかでかなり変わってきます
元々野良猫だった子は飼われ始めても、スフィンクス座りや香箱座りの体制で寝る子が多いです。
一方野性を経験していない温室育ちの子は、慣れてくるにしたがって仰向けなどで寝る子が多くなってくるのです(^^)

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しぐさから読み取る猫の気持ち

仕草からも猫の気持ちを理解することは出来ます。

代表的なしぐさとしては以下が挙げられます。
またしぐさは動画があった方が分かりやすいと思ったので、動画リンクをそれぞれ添付させていただきました。

しぐさが表す猫の気持ち

  • すりすり【好きだよ、私のもの!】
  • ふみふみ【安心、リラックス】
  • けりけり【じゃれてる、不機嫌】
  • 舐めてくる【友好の証!】
  • ゆっくり瞬きしながら見つめる【信じてるよ】

全力でスリスリしてくる猫(Youtube)
猫がすりすりとしてくるのは、「好きだよ!」という気持ちのほかに「この人は僕のものだ!」というマーキング的な要素が強いようです。
お風呂から上がったばかりのときに、スリスリされた方も多いのではないでしょうか?(^^)
ただそれ以外にも愛情表現や、あいさつとしての意味合いもあるようです。

ふみふみしてくる猫(Youtube)
ふみふみは子猫が母猫のおっぱいの出を良くするための行動が元となっています。
成猫のふみふみは、安心していたり、リラックスしているときの行動です。
布団やクッションなどにふみふみをしている猫もいますが、あれも同様にリラックスしているが故の行動です。

けりけりしてくる猫(Youtube)
猫キック、いわゆるけりけりは一般的に狩りの時に使う猫の技の一つです。
そんなけりけりを私たちにしてくる場合は、基本的にはじゃれてる間にテンションが上がってしまい、ついしてしまったということが多いようです。
ただ稀に不機嫌からこういった行動を取る子もいるようです。

なめてくる猫(Youtube)
舐めてくるのはあなたの毛づくろいを手伝っているのです(笑)
もちろん私たちにはそれほど毛はありませんが、猫にとってグルーミングは友好の証なのです。
猫の舌はザラザラしていますが、そんな気持ちでなめてくれてると思うとちょっぴり嬉しいですよね(^^)

ゆっくり瞬きしてくる猫(Youtube)
ゆっくり瞬きをしながら見つめてくるのは、あなたを信じていることを表しています。
お互いが見つめ合ってしまうと猫にとっては喧嘩の到来を意味します。
あなたのことを信頼しているからこそ、じっと見つめるのではなくゆっくり瞬きをするのですね。

猫のすりすりの4つの理由は?猫の仕草の意味と気持ちを理解する!

あなたは愛されてる?猫が好きな人に対して見せる愛情表現12選!

猫が取る嫌いな人への態度とは?4つの仕草が見られたら要注意!

 

甘噛みから読み解る猫の気持ち

遊んでいる時や撫でている時に急に甘噛みされたという経験は、猫の飼い主なら1度や2度はお持ちだと思います。
そんな甘噛みにも猫の気持ちは現れているのです。

甘噛みが表す猫の気持ち

  • 基本【好きだよ!】
  • 撫でている時の甘噛み【もう大丈夫!、やめてくれ】
  • 遊んでいる時の甘噛み【獲物だ!】

猫の甘噛みは基本的にはあなたのことが好きであるが故の行動なのです。
好きだよ!という気持ちがあまり余って、噛んでしまうのですね(^^)

ただ撫でている時などに甘噛みをされる場合は、「もういいよ」「やめてくれ」の合図と捉えることもできます
他にも遊んでいる時にされる甘噛みは、手を獲物として見立てられての行動です。

このように甘噛みからも、いくつかの感情を読み取ることができるのです。

猫が甘噛みをする理由とやめさせるための3つのしつけ方とは

 

一緒に寝てくれる猫の気持ち

photo credit:https:dog-eared

寝ていたら、猫が布団に入ってきたなんて経験がある方もいるのではないでしょうか?
猫があなたの寝ている布団やベッドにそろっと入ってくるのは、信頼関係が築けていると考えて良さそうです。

気の置けない相手や、一緒にいてリラックスできない人の布団には潜り込んでこないですからね。
ただ冬などは単に寒いから一緒に寝たいという子も多いようです(^^)

猫が添い寝をしてくれる理由と一緒に寝るための6ステップ!

 

新聞やパソコンの上に乗ってくる猫の気持ち

photo credit:dougwoods by Cat on laptop

お風呂上りにゆっくりと新聞を読んでたら、猫が新聞の上に陣取って座ってしまった!こんな経験はありませんか?
またはパソコンをしていたら、画面の真ん前に陣取って座ってしまったなんてケースも同様です。

こういった場合猫はあなたにかまってほしいのです(笑)
好奇心があって来てるパターンもありますが、構ってアピールの場合が多いでしょう。
「こんなの見てないで僕と遊ぼうよ!」というのが猫の気持ちです。

どうしても相手をできない時もあると思いますが、少し落ち着いたらかまってあげるようにしましょう。
とは言っても、またその時には興味を失われているかもしれませんが(^^)

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【遊んでアピール】猫がかまって欲しい時に取る6つの仕草!

 

ネズミなどを持ってくる猫の気持ち

photo credit:digitonin by IMG_4940

猫によっては仕留めた獲物を私たちに持ってくる子などもいます。
具体的にはネズミやゴキブリ、小鳥やその他昆虫などですね。

このようにあなたの元に仕留めた生き物を持ってくるのは、嫌がらせではありません。
これは猫が私たちへのプレゼントとして持ってきてくれているのです。

つまり愛情を持っているからこそ、持って帰ってきてくれるのですね。
ありがた迷惑、、なんて言ってはいけませんよ(笑)

猫が見てるところで捨ててしまうとショックを受けてしまうかもしれませんので、見ていない時にサッと捨てるようにしましょう。

なんとイギリスのフェルマーシャム村では、1年間に70匹の猫が持ち帰った獲物が1000匹を超えていたなんて記録もあります。
猫によってたくさん持ち帰る子もいれば、全く持ち帰らない子など個体差があるようですね。

 

まとめ

猫は一見感情表現の少ない動物に見えますが、注意してよく視ることで色んな気持ちを表していることが分かります。
どんなにツンツンした猫でも、よく視れば感情を出していることが分かると思います。
まずは基本の「しっぽ」と「鳴き声」から、猫語の理解を深めるようにしましょう!

この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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