猫を飼いたいけど、諸事情があって飼えない。そんな猫好きの人は多いと思います。
「住んでいるアパートがペット禁止だから」、「同居人が猫嫌いだから」、「猫を飼う余裕がないから」などなど、飼えない理由も人によってさまざまです。
どうしても猫を触りたいという人には、いくつか手段があります。
一つは猫カフェや猫島に行くこと。ただそれにはちょっとしたお金と時間が必要になりますね。
それ以外で猫を触りたい人は、野良猫と戯れるという選択肢があります。
今回は野良猫と仲良くなるためのコツと注意点を紹介していきます!
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目次
野良猫と上手く遊ぶコツと注意点
野良猫と仲良くなる3つのコツ
どうしても難しいケースがあることも知る
野良猫の中には人間のことを警戒して、人が近づくだけで逃げる猫もいます。
そういった野良猫の場合、どんなに「触りたい」と思っていても逃げてしまいます。
そういった逃げてしまう猫ではなく、人が近づいてもすぐに逃げない猫と遊ぶようにしましょう。
ある程度人に慣れている猫は、比較的簡単に触らせてくれます。
1. 警戒心が薄い猫が集まりやすい場所を見つける
道端を歩いていると、野良猫を目にする機会もあると思います。
ただ大抵の野良猫は、近づくと警戒してしまいすぐ逃げてしまいます。
警戒心が強い野良猫ではなく、人に対してそこまで警戒心を持たない猫は以下の場所に多いです。
- 公園
- お寺、神社
- 駐車場
公園やお寺、神社などには特に触らせてくれやすい猫が集まります。
猫自身もくつろいでいて、比較的警戒が緩くなっているのだと思います。
上記の場所に行った際は、ぜひチェックしてみてください。
2. じらしながら遊ぶ
猫はいわゆる、「かまってちゃん」が一番嫌いです。
なぜなら、一緒にいて落ち着ける存在ではないからです。
そのため、甘えん坊の野良猫と遊ぶ時以外は、べったりするのは控えるようにしましょう。
べったりし過ぎず、じらしつつ遊ぶことで長い時間相手をしてくれます。
また野良猫ともともと遊ぶために外に出かける場合は、猫じゃらしなどを持参するのもありです。
3. 地域猫のボランティア団体に加入する
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地域猫のボランティア団体というのが全国各地にあります。
地域猫とは、「その地域の住民やボランティアの活動の元、共同管理されている猫」のことを言います。
地域猫の特徴として、上記の画像のように耳の先端がカットされて、桜耳になっています。
この桜耳の猫は避妊・去勢手術済みの猫の印です。
猫と触れ合いたい場合、そうした地域猫のボランティア団体に所属するのも一つの手段です。
ただボランティア団体に所属する以上、地域猫の責任を受け持つことにもなります。
そのため、安易な考えでの加入は控えましょう。
野良猫と遊ぶ際の3つの注意点
1. 猫の目をじっと見つめない
相手の目を見つめることは、一般的に恋愛感情がある際の行動の一つと認識されています。
ただそれはあくまで人対人の話です。
じっと見つめていると、猫はあなたのことを必要以上に警戒してしまいます。
猫の視点で考えると、自分を狙ってる怪しいやつがこっちを見つめている。
あなたに悪気がなくとも、猫にとってはこんな風に感じられるのです。
つまり猫と遊ぶ際は、目をじっと見つめることは警戒心を高めるだけで、良いことがないのです。
猫に触りたいと思っている場合は、目をじっと見つめるのは控えるようにしましょう。
2. 香水をつけない
猫は人間と比べてとても鼻が良いです。
そんな猫の前で、香水やたばこの匂いが強いと逃げていくのは分かると思います。
猫と遊びたい場合は、なるべく香水をつけないようにしましょう。
また、香水の中でも特に柑橘系の匂いが苦手です。
以上で挙げた2つの猫の苦手なこと以外にも、猫が嫌いなことはたくさんあります。
より詳しく猫の嫌いな人の特徴を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
3. 遊んだあとは必ず、石鹸で洗うこと
ほぼ100%の野良猫は、何かしらの感染症や寄生虫を持っています。
そのため、野良猫と遊んだあとには必ず、しっかりと手洗いうがいをするようにしましょう。
また野良猫と遊んでいて噛まれてしまったり、引っかかれたりしてしまうケースが稀にあります。
野良猫から噛まれたりしてしまった場合は、猫からの感染症を疑う必要が出てきます。
噛まれた際に放っておくのは危険です。
ほとんどの野良猫はネコノミに寄生されており、ネコノミに寄生されている猫に引っかかれたりすることで「猫ひっかき病」を発症してしまいます。
もし猫に噛まれたり引っかかれたりしてしまった場合などは、速やかにお医者さんに診てもらうようにしましょう。
どうしても飼いたくなったら
野良猫と遊ぶことで、最初は飼う気もなかったけど「どうしても飼いたい。」と思うこともあると思います。
そんな時はまず、「今の状況で、自分が猫を飼ってもしっかり世話ができるのか?」
そして、「周りに迷惑が掛からないのか?」の2点だけでもしっかり確認するようにしましょう。
猫を飼う場合は、飼い猫の責任があなたにのしかかることになります。
飼えないのに飼ってしまったら、一番迷惑を被るのはあなたの大好きな猫なのです。
上記の2点を踏まえた上で、飼えるかどうかの決断をするようにしましょう。
また、検討した上でも野良猫を飼いたいという人は、次のページを参考にしてみてください。