猫の体に白いフケがびっしりついていると、ちょっとびっくりしますよね!
猫も人と同じようにフケは出てくるものです。
フケは新陳代謝の一環として出てくるものですが、出すぎたりする場合は何か異常があるのかもしれません。
そこで今回は猫のフケの原因や、フケの取り方について詳しく紹介していきます!
目次
猫のフケの症状
そもそもフケとは古くなった皮膚が垢として、こぼれ落ちたものであって、基本的に全く問題があるものではありません。
猫の場合、背中やしっぽの付け根などは特にフケが多くなる傾向があるようです。
特に黒猫などの場合は、フケが白っぽいため目立ちますよね。
フケそれ自体によって、何か問題が引き起こされるということはありません。
ただフケが異常に発生している場合は、なにか特定の原因がないかを疑うべきでしょう。
続いて猫のフケが多く出る原因を紹介していきます。
猫のフケが多く出る7つの原因とその対策
通常の新陳代謝以外で、猫のフケが多く出る原因は主に以下になります。
- フケが出やすい体質
- ストレス
- 栄養不足
- 乾燥・水分不足
- 皮膚病・病気
- 寄生虫・感染症
- アレルギー
1つずつ詳しく見ていきましょう!
また各項目にて、原因毎にどのような対策を取ればいいかも紹介しています。
1.フケが出やすい体質
猫も体の調子は、体質が大きく影響しています。
抜け毛が多かったり、体が弱かったりと様々ですよね。
中にはフケが出やすい子なんかもいます。
- シャンプー(もしくは蒸しタオル)
- 適度なブラッシング
2.ストレス
猫が日常的にストレスを感じていると、体の調子もおかしくなるものです。
そういった何らかのストレスから、フケが多く発生している場合もあります。
猫はストレスを感じると粗相をするようになったり、ほとんど体を動かなくなったり、グルーミングを長時間続けたりと様々な反応を見せます。
変わったことがあると感じた場合は、獣医さんに相談しましょう。
- ストレスの原因を取り除く
3.栄養不足
食べているフードが体に合わないことで、フケが多く発生してしまうことなどがあるようです。
特に添加物や農薬が多く含まれている「安かろう悪かろう」のフードは、なるべく避けた方が良いでしょう。
- 高品質フードに替えてみる(カナガンなど)
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4.乾燥・水分不足
季節が乾燥している冬や、季節の変わり目はフケが現れやすいことで知られています。
これは人間も同じですよね。
部屋が極度に乾燥している場合や、日向ぼっこなどをし過ぎている猫などはフケが出やすいです。
また水分を摂らないようにしていると、腎臓病などの原因になるだけでなく、乾燥肌にもなりやすくなります。
水分摂取は猫の健康を守るためにも、とても重要になってきます。
- 猫のいる部屋に加湿器を使う
- 猫が水を飲むように工夫する
5.皮膚病・病気
意外かもしれませんが、病気にかかることによってもフケが多く発生することがあります。
フケが増える代表的な病気としては「脂漏症」や「糖尿病」などがあります。
「脂漏症」とは皮膚炎の一種で、脂質の過剰分泌などによって脂っぽいフケが大量に増加したり、皮膚が赤く腫れることがあります。
「糖尿病」とは人間にもあるように、血液中の糖が多くなり様々な障害を引き起こす病気です。
糖尿病も発病することによって、フケがたくさん出るようになります。
- 病気を治療する
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6.寄生虫・感染症
猫のフケが明らかに多すぎる場合に、疑う必要があるのが「ノミやダニなどの寄生虫」や寄生虫によって引き起る「感染症」です。
フケが増加する原因となるノミやダニの種類としては以下が挙げられます。
- ツメダニ(フケダニ)
- ヒゼンダニ
- その他のダニやノミ
【ツメダニ】
ツメダニとは別名フケダニとも呼ばれる猫に寄生するダニです。
名前の由来は、一度ツメダニに寄生されると大量のフケが発生するためです。
ツメダニが寄生しやすいのが猫の背中で、寄生されるとフケだけでなく脱毛症状などが現れることがあります。
人間には寄生しませんが、一時的な被害を受けることはあります。
【ヒゼンダニ】
ヒゼンダニは皮膚の中を掘って、猫に寄生するダニです。
ヒゼンダニに寄生されると、「疥癬(かいせん)」と呼ばれる強いかゆみを引き起こす病気になります。
そして強いかゆみから体をかきむしり、フケが大量発生することがあります。
※ヒゼンダニは人に寄生します。
【その他のダニやノミ】
ツメダニやヒゼンダニ以外のダニやノミも寄生することで、猫に強いかゆみを引き起こします。
- ダニやノミの駆除を行う
- 獣医さんに診てもらう
- 完全室内飼いにする
- 部屋を清潔にする
7.アレルギー体質
猫も人間のように、アレルギーを持っている子もいます。
猫のアレルギーで代表的なものとして「花粉症」や「ハウスダスト」などが挙げられます。
フケはかゆみから体をかきむしることで、ボロボロと出てきてしまいますよね。
猫もアレルギーによるかゆみから、体をかきむしっている場合もあります。
- 飼い猫が何のアレルギー持ちなのかを調べる(動物病院での検査)
- 部屋を清潔にする
- 猫がいる部屋で空気清浄機を使う
・特にこれといった理由が見当たらないが、フケが多い場合
→フケが出やすい体質・ストレス・栄養不足・乾燥・病気などの可能性が高い
・皮膚が赤く腫れてたり、脱毛、猫が体を強くかきむしっている場合
→皮膚病・寄生虫・感染症・アレルギーなどの可能性が高い

簡単な猫のフケの取り方

これまで猫のフケが多く出る原因と、その対策などを紹介してきました。
ただそういった特定の原因とかではなく、「単純にフケをきれいにしたいなー。」と思う飼い主さんもいらっしゃると思います。
そんな場合にできる、簡単な猫のフケの取り方を紹介していきます。
代表的なフケの取り方としては以下が挙げられます。
- ブラッシング
- シャンプー(もしくは蒸しタオル)
1つずつ詳しく見ていきましょう!
ブラッシング
抜け毛をきれいに取ってあげることで、抜け毛についているフケも一緒に掃除できるでしょう。
ただブラッシングをする際は、強くやり過ぎないようにする必要があります。
強くやり過ぎると、皮膚を傷つけてフケが増える原因になってしまうからです。
シャンプー(もしくは蒸しタオル)
ほとんどの猫がシャワー嫌いだということは周知の事実ですが、シャワーとシャンプーをすることによって体をきれいにすることができます。
当然フケもごっそり流れ落ちて、きれいになるわけですね。
一つ注意として、シャンプーはしっかり流す必要があるということです。
シャンプーの流し漏れがあると、それこそフケの原因となります。
またシャワーがどうしても嫌いな猫の場合は、蒸しタオルで体をリフレッシュしてあげましょう。
まとめ
フケは新陳代謝の一環で普通に生活してても出てくるものです。
ただ多すぎる場合はあまり気持ちの良いものでもありませんし、何か異常があるサインかもしれません。
普段から猫としっかりコミュニケーションを取り、異変がないか見るようにしましょう。
photo credit:Rikki’s Refuge by What one word close to doubled the revenue of shampoo companies overnight?