皆さんはどのように猫ちゃんを飼っていますか?
家の中と外を自由に行き来させている飼い主さんもいらっしゃるとは思いますが、猫は完全室内飼育が基本です。
ただ室内飼いだと、猫が外に行きたがったりと、ストレスを溜めてしまうこともありますよね。
そこで今回は簡単だけど、効果的な室内飼いの猫のストレス解消法を紹介していきます!
目次
猫に必要な4つの習慣
そもそもの話ですが、皆さんは猫が健やかに生きていくために必要な4つの習慣を知っていますか?
キャットダディとも呼ばれる、有名な猫の行動専門家「ジャクソン・ギャラクシー氏」は、猫には以下の4つの習慣が健やかに生きていくのに必要と主張しています。(引用:ぼくが猫の行動専門家になれた理由、P173)
- 「狩り」によるエネルギーの発散
- 肉食を中心とした「食事」
- 自身の「毛づくろい」
- 安心できる縄張りでの「睡眠」
狩りは正確には、「狩る」「つかまえる」「殺す」の3つの意味が含まれています。
室内飼いの猫の場合、どうしても狩りによるエネルギーの発散は出来ないため、ストレスが溜まってきてしまうのです。
だからこそ狩りを模した遊びで代用することで、集中力とエネルギーを発散させてあげる必要があるのです。
そして狩りを模した遊びで、集中力とエネルギーを使ったら、ご飯を食べて、毛づくろいを行い、安心できる環境で睡眠をすることで猫は室内飼いでも満足するのです。
そのため室内飼いの猫のストレスを発散させるにあたっては、上記の猫のライフサイクルに基づく習慣の手助けをしてあげる必要があります。
それでは具体的にどんなことをすればいいかを紹介していきます!
室内飼い猫のストレスをふっとばせ!5つの具体的な対策!
それぞれ5つの対策は以下になります。
- 縄張りの用意【縄張りでの睡眠】
- 季節に合わせた環境作り【縄張りでの睡眠】
- 狩りを模した遊び【狩り】
- 色んな部屋におもちゃを置いておく【狩り】
- どうしても外に行きたがる場合は、散歩も一つの選択肢
ひとつずつ見ていきましょう。
1.縄張りの用意【縄張りでの睡眠】
まず猫に室内飼いをさせるにあたって、第一に必要なのが、安心できる縄張りの用意です。
猫はかなり縄張り意識の強い子が多く、野良猫などが家の周りをうろついているだけでも、縄張りを主張するためにスプレーをしてしまう子もいるほどです。
そんな猫にとって安眠できる縄張りになりやすいのが、キャットタワーです。
必ずしもキャットタワーである必要はないのですが、多くの猫は高いところを好むため、キャットタワーを用意すれば高確率で気に入ってくれるでしょう。
キャットタワーを用意するのが何らかの事情によって難しい場合は、段階的に高くなっていく階段アスレチックなどを用意してあげるのもありでしょう。
こういった上下運動ができるスペースがあることで、若干ですが、肥満予防にもつなげることができます。
もちろん低所派の猫などもいるため、彼らのためには「猫トンネル」などを用意してあげると良い縄張りになるかもしれません。
いずれにしても、飼い猫がどんなスペースが好きなのかをしっかりと見極め、心地よい縄張りを用意してあげることで、かなりストレス発散につながることでしょう。
2.季節に合わせた環境作り【縄張りでの睡眠】
猫にとって快適な縄張りを提供するのには、「季節」も考慮する必要があります。
室内と言っても、夏は暑く、冬は寒くなるものですよね。
そのため室内の環境を、季節毎に作り替えてあげる必要があります。
例えば、夏であればクーラーをつけ続けている涼しい部屋を用意したり、もしくは冷たい冷却マットなどを用意する必要があります。
※冷房をつけっぱなしにしていても、電気代はそれほど高くはならないようです。
詳しく気になる方はこちらの記事をどうぞ
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一方冬の寒い時期ならば、こたつを出してあげたり、湯たんぽなどの暖を取れるグッズを用意してあげる必要があります。
日本は一年を通して気温差がかなり変化する国です。
室内を季節毎に模様替えするように、猫の縄張りも季節毎に快適に過ごせるように整えてあげることで、ストレスが溜まりにくくなるでしょう。
3.狩りを模した遊び【狩り】
室内飼いの猫のストレス発散に必須ともいえるのが、「狩りを模した遊び」です。
先ほども申し上げたように、猫は狩りをして生きていく動物です。
そのため単なる遊びというよりかは、狩りを模した動きをさせることで、猫も本能的に満足することができるのです。
逆に狩りを模した遊びができないと、本来使われるはずの「集中力」と「攻撃性」がうまく発散できません。
そういったエネルギーが発散できないと、たいていの場合、凶暴になったり、飼い主さんへの問題行動として表れるようになります。
そのため狩りを模した遊びで、うまくエネルギーを発散させてあげる必要があるのです。
具体的には、釣竿じゃらしやLEDライトなどのおもちゃを使って、実際に狩りをしているように感じさせてあげましょう。
こういった狩りを模した遊びができることで、かなりストレス発散につながるのです。
詳しい遊び方についてはこちらのページから確認できます。
4.色んな部屋におもちゃを置いておく【狩り】
これは子猫に対して効果的な方法になります。
成猫などは落ち着いており、一人遊びをする子は少ないのですが、子猫はまだまだ知識が少ないため、一人遊びが好きな子も多いです。
子猫を一匹で留守番させることがある場合は、色んな部屋におもちゃを置いておくことで、好きな時に遊ぶことができるようになるでしょう。
ただ誤飲をしてしまいそうなおもちゃは置かないように気をつけましょう。
5.どうしても外に行きたがる場合は、散歩も一つの選択肢
積極的におすすめできる手段とは言えないのですが、どうしても猫ちゃんが外に行きたがる場合は、ハーネスをつけて散歩をするのも一つの手段です。
外に出れるのは良いことなのですが、逆に外の世界を知ってしまうことで、これまで以上に外に出たがってしまうことがあるのも知っておく必要があります。
どうしても散歩をしたいと思う場合は、まずハーネスを付けた状態を、飼い猫に慣れてもらう必要があるでしょう。
まとめ
現代は7割ほどの猫が室内飼いと言われている時代です。
そんな室内飼いの猫のストレスを発散するには、猫に必要な習慣に即したストレス発散法を取ってあげる必要があります。
特に狩りを模した遊びによるストレス発散の効果はとても大きいので、ぜひ試してみてください!