マンチカンは人形のような小さい体と、その愛くるしさから日本でトップクラスの人気を誇る猫です。
今回はそんなマンチカンの性格をはじめとして、体重や飼い方のポイントなど様々な情報をまとめています。
飼おうかどうか悩んでいる方は是非参考にしてみてください。
目次
マンチカンの歴史
マンチカンはアメリカで突然変異として発生した猫です。
アメリカで保護された短い足を持った猫を基に、品種改良を重ねて短い足を固定化することに成功します。
当初は奇形として考えられていましたが、異常があるわけではないと判明し、1995年に一つの猫種として認定されました。
マンチカンに多い性格
マンチカンに多い性格は以下になります。
- おとなしい
- 遊び好き
- 甘えん坊
- 高い社交性
- 冒険好き
- 若干怖がり
マンチカンはおとなしい性格をしている子が多く、メスよりもオスの方がよりその傾向は強いようです。
甘えん坊な子も多いため、飼う際にはしっかりと遊ぶ時間を取って可愛がってあげましょう。
多頭飼いや他の猫、また子供との同居も問題なくできる猫で、留守番も得意なためどんな家庭でもすんなりとなじむことができます。
ただ若干怖がりな部分があるため、過度なしつけは控えるようにしましょう。
マンチカンの特徴
マンチカンの特徴は以下になります。
- 胴長で短い足
- 留守番上手
- 猫のスポーツカー
- 様々な種類
マンチカンの一番の特徴は胴長で短足なことです。
これはすべてのマンチカンがそういうわけではありませんが、マンチカン=短足というイメージの方が多いと思います。
また留守番も得意であるため、1人暮らしの家庭にもすんなりとなじむことができます。
マンチカンは短足だけでなく中足・長足など様々な種類がいます。
短足だから運動能力が低いというわけではなく、問題なく走り回ることもできます。
他の猫よりは高いところに上るのは苦手ですが、決して運動能力がないわけではありません。
マンチカンの体重
マンチカンの性別毎の平均体重は以下になります。
- オス 3~4kg
- メス 2.5~4kg
猫の平均体重は4kgほどです。
必ずしもこの範囲内の体重になるというわけではありませんが、一般的なマンチカンは平均より若干軽い体重の子が多いと言えます。
マンチカンの寿命
平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。
マンチカンの平均寿命は11~13歳となります。
猫の平均寿命が15歳程度であるため、平均よりは若干短いと言えるでしょう。
ただ寿命の長短は飼い主さんの飼い方による部分が大きいです。
マンチカンはストレスを溜めたり、肥満にならないように気をつけることが長生きに大切になります。
マンチカンの種類
マンチカンは短足だけでなく、様々な種類の子がいます。
足の長さだけでなく、被毛のカラーやパターンも様々です。
どのくらいの種類がいるかを表にしています。
項目 | マンチカン |
毛色 | 全てのパターンあり |
毛色パターン | 全てのパターンあり |
目の色 | 全てのパターンあり |
毛の長さ | 短毛・長毛 共に存在 |
足の長さ | 短足・中足・長足 全てのパターンあり |
実際に画像でどんな種類がいるかを見たい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
マンチカンの子猫の値段・購入場所の違い
マンチカンは日本で特に人気の猫種であるため、取り扱っているブリーダーやペットショップは多いです。
そんなマンチカンの子猫の値段の相場は以下になります。
購入元 | 値段 |
ペットショップ | 15万~30万円 |
ブリーダー | 8万~20万円 |
決して安価とは言えませんが、マンチカンは取り扱っているブリーダーやペットショップも多いため高値ではありません。
マンチカンはやはり短足な子の方が人気が高く、中足・長足よりも3~5万円程度高くなることが多いです。
ブリーダーやペットショップから購入する場合は、信頼できる人・店を探すことが大切になります。
良いブリーダー・ペットショップを見極めるコツはこちらから確認できます。
またブリーダーなどからの購入だけでなく、里親制度を利用するのも一つの手です。
里親制度を利用したい場合は、里親募集サイトを参考にしてみてください。
マンチカンの飼い方
ブラッシングの頻度
マンチカンは短毛種・長毛種どちらもいます。
そのためショートヘアの場合は週に1回程度のブラッシングで問題ありません。
マンチカンロングへアの場合は毎日ブラッシングをするようにしましょう。
春や秋の換毛期はどちらも毎日するようにしましょう。
ロングヘアの場合換毛期は1日2・3回程度ブラッシングしてあげるのが好ましいです。
運動(遊び)
マンチカンは遊び好きな子が多いです。
1日15~30分は遊んであげるようにしましょう。
留守番自体は得意ですが、やはり飼い主さんに遊んでもらうのはストレス発散にもつながります。
また「短足のマンチカンはキャットタワーを使えないのではないか。」と思ってはいないでしょうか?
短足の子でも間隔が広く空いてなければキャットタワーを使うことは出来ます。
かかりやすい病気
マンチカンは基本的には健康ですが、短足のマンチカンの場合は椎間板ヘルニアにかかりやすいと言われています。
椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板というクッション部分が変形してしまった状態のことを言います。
この病気になっている猫は運動を嫌がったり、歩き方がぎこちなくなったりします。
こういった症状が見られる場合はかかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。
主な原因は遺伝や老化、また肥満です。
しっかりと運動して食事量を調整することで、肥満は回避することができます。
まとめ
マンチカンはおとなしく社交性が高い子が多いため、多頭飼いや子供との同居も問題ありません。
また1人暮らしの人でも留守番が得意なため、問題なく飼うことができます。
こういった飼いやすさや、愛くるしい姿に惹かれて飼う人は多いです。
実際に飼うことになったらしっかりと愛情を注いであげましょう。
マンチカンについてより詳しく知りたい場合は、下の記事も確認してみてください。
他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
世界の猫種一覧まとめ!
photo credit:alexreinhart by Munchkin、Satoshi TAKEU by Munchkin、alexreinhart by Munchkin、Surya Buchwald by 20090721-IMG_1729