今回はスコティッシュフォールドの性格や体重、歴史など様々な情報を紹介していきます。
また飼い方など、これからスコティッシュフォールドを飼いたいという方や、既に飼っているという方にもお得な情報も合わせて紹介していきます!
目次
スコティッシュフォールドの歴史・由来
スコティッシュフォールドは突然変異で発生した猫種です。
1961年スコットランドの農家で生まれた子猫がその元です。
スージーと名付けられた折れ耳のその子猫を基に、「ペルシャ」「アメリカンショートヘア」「ブリティッシュショートヘア」「バーミーズ」などと交配を重ね、今のスコティッシュフォールドになりました。
名前の由来はスコティッシュ(スコットランドの)フォールド(折りたたみ)、つまり「スコットランドの折りたたまれたもの(耳)」と言う意味ですね。
スコティッシュフォールドに多い性格
スコティッシュフォールドに多い性格は以下になります。
- 温和
- マイペース
- 社交的
- 甘えん坊
スコティッシュフォールドは基本的に、おとなしく優しい非常に飼いやすい性格をしています。
猫が苦手とする環境の変化にもすぐになじむことができるなど、良い意味でマイペースでもあります。
新しくやってきた猫や他の動物に対しても自分から積極的にコミュニケーションを取ることができるため、多頭飼いも問題ありません。
人見知りをすることもほとんどなく、知らない人に対しても自ら甘えに行く人懐っこい性格をしています。
そのため来客が多い家でも飼いやすいと言えます。
スコティッシュフォールドの特徴
スコティッシュフォールドの特徴は以下になります。
- 折れ耳(垂れ耳)
- 丸く筋肉質な体
- 独特の歩き方
- スコ座り
スコティッシュフォールドの一番の特徴はやはり折れ耳です。
ただこの折れ耳を持ったスコティッシュが生まれてくる割合は全体の30%ほどです。
また折れ耳の子でもストレスなどから立ち耳になったり、再び折れ耳に戻ったりと変化することもあります。
身体は筋肉質ですが、全体的に丸っこい印象を観る者に与えます。
足先をすぼめて歩くという独特な歩き方をしているのも特徴の一つです。
※歩くスコティッシュフォールド(Youtube)
おしりをぺたんとついて後ろ足を前に投げ出す座り方、通称「スコ座り」という特徴的な座り方をするのも有名です。
これはスコティッシュの体が柔らかいためできる座り方のようです。
スコティッシュフォールドの体重
スコティッシュフォールドの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。
- オス 3~6kg
- メス 3~5kg
猫の平均体重は4kgほどです。
スコティッシュフォールドは他の猫と同じか、少し大きめの中型猫と言うことが分かると思います。
スコティッシュフォールドの平均寿命
平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。
スコティッシュフォールドの平均寿命は10~13歳となります。
猫の平均寿命が15歳程度であるため、スコティッシュは平均より短めの寿命の子が多いようです。
スコティッシュは遺伝的に病弱な子が多いため、どうしても平均寿命は短くなりがちのようです。
ただ猫の寿命は飼い主さんの飼い方によるところも大きいです。
出来るだけ健やかに長く生きてもらうためにも、健康管理に気をつけましょう。
スコティッシュフォールドの子猫の値段相場
スコティッシュフォールドは日本でトップクラスの人気を誇る猫種の1つです。
ほとんどのペットショップでは販売されており、飼育しているブリーダーも非常に多いです。
そのため入手自体は「簡単」です。
そんなスコティッシュフォールドの子猫の値段相場は以下になります。
購入元 | 値段 |
ペットショップ | 15万~30万円 |
ブリーダー | 10万~40万円 |
値段の相場がかなり開いているのはスコティッシュフォールドが、値段の幅が分かれやすい猫種だからです。
とても高値が付く子もいる一方、安値で販売されることもあります。
ただ極端に安い場合は注意が必要です。
ブリーダーやペットショップどちらから購入するにしても、大切なのは信頼できる人・店から購入することです。
良いブリーダー・ペットショップの選び方はこちらから確認できます。
また購入ではなく、里親制度を利用して猫を取るのも一つの手です。
里親制度を利用する場合は、基本的に購入費などはかかりません。
ただこれまでに払われたワクチン代などは肩代わりすることになります。
スコティッシュフォールドは飼い主さんが多いため、里親募集されることも多い猫種です。
興味がある方は是非、里親サイトを利用してみてください。
スコティッシュフォールドの飼い方のポイント!
ブラッシングの頻度
スコティッシュフォールドは短毛・長毛種どちらもいます。
短毛種のスコティッシュの場合は、ブラッシングは週に1回程度で大丈夫です。
一方長毛種のスコティッシュの場合は毎日ブラッシングをしてあげる必要があります。
運動(遊び)
スコティッシュフォールドは激しく動き回るようなタイプではありませんが、適度な運動は必要です。
毎日15分程度は体を動かすように遊んであげましょう。
かかりやすい病気
スコティッシュフォールドは他の猫種に比べると遺伝的に病弱気味な子が多いです。
そんなスコティッシュがかかりやすい病気は以下になります。
- 遺伝性骨形成異常症【骨瘤(こつりゅう)】
- 腎不全
- 外耳炎
遺伝性骨形成異常症
別名を骨瘤(こつりゅう)と言うこの病気は、足や尾の骨が変形したり、軟骨の形成が上手くいかず瘤(コブ)のようなものができてしまう病気です。
主な症状としては以下になります。
- 骨に瘤(コブ)がある
- 身体を触ると痛がる
- 変な歩き方をする
上記のような症状が見られる場合は、かかりつけの獣医に診てもらうようにしましょう。
スコティッシュは遺伝的にこういった骨関連の病気にかかりやすいです。
更に折れ耳の子は、立ち耳の子よりもこういった病気にかかりやすいです。
腎不全
腎不全とは、腎臓が正常に機能しなくなってしまう状態のことを言います。
腎臓の果たしている血液をろ過するフィルターの役割が正常に機能しなくなっていき、様々な障害が起こされます。
具体的な症状は「多飲多尿」「便秘や下痢」「食欲不振」などです。
予防のためにはミネラル分を控えた食事を心がけ、水をしっかり飲むようにしましょう。
外耳炎
外耳炎は耳の汚れなどが原因で炎症を起こしてしまう病気です。
特に折れ耳の子がなりやすいため注意が必要です。
予防には耳掃除を習慣化することが何より大切です。
また折れ耳の子は耳ダニにも寄生されやすいので気をつけましょう。
「スコティッシュフォールドのかかりやすい病気と健康な生活を送るための方法」はかなり詳しく下記の記事にまとめています。
興味がある場合は是非確認してみてください。
まとめ
スコティッシュフォールドは人懐っこく優しい性格をしているため、初心者の方でもとても飼いやすい猫です。
丸まるとした体型がとても可愛く、取り扱うブリーダーなども多いです。
ただ若干病弱な面を持っているため、飼う際は健康管理に気をつけるようにしましょう!
スコティッシュフォールドについてより詳しく知りたい場合は、下の記事も確認してみてください。
他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
世界の猫種一覧まとめ!
photo credit:EvilBoris Scholar via photopin (license)、Tom Thai by Booboo with iPhone、EvilBoris IMG_8251.jpg、marycocoa♫ Hello, My name is Benjamin Kitten