ラグドールはふわふわの被毛と、美しい顔を備えた個性あふれる猫です。
今回はそんなラグドールの体重や寿命、飼い方など様々な情報を紹介していきます。
ラグドールを飼おうか迷っている方は是非参考にしてみてください!
目次
ラグドールの歴史
ラグドールは人為的に作られた交配種です。
「ペルシャ」とバーマンから生まれた子猫に、「バーミーズ」を交配させできたのがラグドールです。
名前の由来は抱っこをされても、全く嫌がらないことから「ぬいぐるみ」を意味するラグドールという名前になりました。
またラグドールを作出したブリーダー、アン・ベーカー婦人は非常に数奇な運命を辿っています。
興味がある方はこちらのページから確認できます。
ラグドールに多い性格
ラグドールに多い性格は以下になります。
- 愛情深い
- おっとりとしている
- されるがまま
- 物おじしない
- 社交的
多くのラグドールは非常に愛情深く、おっとりとした性格をしています。
家の中を走り回るよりは、飼い主さんに撫でられながらゴロゴロする方が好きな子が多いようです。
抱っこやブラッシングを全く嫌がらない猫種としても有名です。
飼う際は存分にモフモフしてやってください(^^)
また何事に対しても物おじせず、痛みを避けることや危機管理にとても疎い一面があります。
そのためラグドールを飼う際は、怪我をしないようにしっかりと環境を整えてあげることが大切です。
攻撃的な態度や行動を取ることがめったになく、社交性が高いため他の猫や子供と一緒に暮らすことも問題なくできます。
ラグドールの特徴
ラグドールの特徴は以下になります。
- 美しい被毛
- 小さい鳴き声
- 長い成長期間
- 強い帰巣本能
- サファイヤブルーの瞳
- 大きな体
ラグドールは非常にモフモフとした、豊かな美しい被毛を持っています。
鳴き声が小さいため、マンションなどの近接住宅で飼うのも問題ありません。
成長期間は長く通常の猫が1年ほどで成猫になるのに比べて、ラグドールは成猫になるまで3~4年かかります。
帰巣本能が強い猫種としても知られています。
目の色はサファイヤブルーのみで、透き通った瞳をしています。
大きな体を持っており、猫の中では最も大きい猫種の一つに数えられるようです。
ラグドールの体重
ラグドールの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。
- オス 5~7kg
- メス 4~5.5kg
猫の平均体重は4kgほどです。
ラグドールは純血種の猫の中でも、最も体の大きい猫種の一つです。
そのため体重も平均より重くなることが多く、大きい子だと10kgにもなるようです。
またラグドールは雄(オス)と雌(メス)で、かなり体重の開きがあるのも特徴となっています。
ラグドールの寿命
平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。
ラグドールの平均寿命は14~16歳となります。
猫の平均寿命が15歳程度であるため、ラグドールは平均と同じか若干長い平均寿命をしていると言えます。
食生活や健康に気を遣うことで、さらに長生きすることも可能でしょう(^^)
ラグドールの子猫の値段相場
ラグドールは日本ではトップクラスの人気を誇る猫種です。
見た目もとても美しいため、飼育しているブリーダーやペットショップで販売されている割合も高いです。
そのため入手方法に困ることはそうないでしょう。
そんなラグドールの子猫の値段相場は以下になります。
購入元 | 値段 |
ペットショップ | 20万~30万円 |
ブリーダー | 10万~30万円 |
ラグドールはとても人気の猫種のため、ペットショップなどではかなり高めの価格設定をされることが多いです。
安価に手に入れたい場合は、ブリーダーからの購入がおすすめです。
ただブリーダーやペットショップどちらから購入するにしても、大切なのは信頼できる人・店から購入することです。
良いブリーダー・ペットショップの選び方はこちらから確認できます。
また購入するのではなく、里親制度を利用するのも一つの手です。
里親制度を利用する場合は、基本的に購入費などは発生しません。
ただこれまでにかかったワクチン代金などは負担することになります。
里親制度を利用してラグドールを入手したい場合は、里親募集サイトを見てみましょう。
ラグドールの種類
ラグドールはポイント模様が有名ですが、模様の種類は主に3つに分けられます。(ソリッドはラグドールの毛色としては主要なものではありません。)
- ポインテッド&ホワイト(バイカラー)
- ポインテッド
- ミテッド
ラグドールの模様毎の特徴の解説、毛色毎の画像については、下の別記事にてまとめています。
また「バーマン」や「ヒマラヤン」、「ラガマフィン」などのラグドールと似ている猫種との違いについてもこちらでまとめています。
ラグドールの飼い方のポイント!
怪我に注意!
ラグドールは何事にも動じない性格をしていますが、それは裏を返せば危険に対しても鈍感ということです。
普通の猫ならば危険だと判断し避けることも、ラグドールは危険に向かってしまう可能性が高いのです。
そのため飼う際は、飼い主さん自身がラグドールの身の回りが危険なものにならないように気をつける必要があります。
ブラッシングの頻度
ラグドールは長毛種であるため、毎日のブラッシングが必要になります。
春や秋などの換毛期は特に抜け毛が多くなるので、1日2回ほどする方が好ましいです。
ラグドールはブラッシングなども嫌がる子がほとんどいないため、比較的お手入れはしやすいと思われます。
食事・運動(遊び)
ラグドールは長い成長期間を通して、大きな体になります。
そのためご飯は高たんぱく・高カロリーなものを与えるようにしましょう。
もちろん摂取した分は、しっかりと運動させて発散させることが大切です。
あまり部屋の中を動き回るタイプでもないので、求めてきたときにはしっかりと遊ぶようにしましょう。
またラグドールはかなり大きくなる子も多いため、キャットタワーは安全を考慮してしっかりと固定するようにしましょう。
かかりやすい病気
ラグドールがかかりやすい病気は以下になります。
- 肥大型心筋症
- 尿路結石
- FIP(猫伝染性腹膜炎)
「肥大型心筋症」とは心臓の筋肉が厚くなってしまい、1回の収縮で体に送る血液の量が少なくなってしまう病気です。
原因はハッキリわかっていませんが、肥満の猫がなりやすいと言われています。
「尿路結石」とはご存知の方も多いと思いますが、尿管に結石ができてしまうかなりの痛みを伴う病気です。
主な症状はおしっこを少ししか出さない、血尿、おしっこをする際痛がっているなどです。
酷い場合には尿道閉塞というおしっこが全くでない状況になってしまいます。
尿道閉塞は2日も放っておくと死んでしまう状況です。
予防方法はミネラル分が少ない食事を心がけ、普段から水をたくさん飲ますようにすることです。
「猫伝染性腹膜炎(FIP)」とはコロナウイルスが原因で、腹膜炎や腸炎を起こしてしまう病気です。
一度発症すると致死率ほぼ100%の病気として知られており、生後6カ月~3年ほどの若い猫に多く見られる病気です。
猫全体の発症率は1~5%程度です。
FIPの保障についてはブリーダー、ペットショップどちらから購入する場合でもしっかりと確認を取るようにしましょう。
まとめ
ラグドールは初心者の方でも非常に飼いやすい個性を持っています。
とても大きな体にモフモフとした被毛、そしてなんといっても抱っこをしても嫌がらない性格は誰からも好かれます(^^)
ラグドールを飼う際は、たっぷりと愛情を注いで育てるようにしましょう(・∀・)
ラグドールについてより詳しく知りたい場合は、下の記事も確認してみてください。
他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
世界の猫種一覧まとめ!
photo credit:Kent Wang by Argyle、Antti by Tesla、Vancouver Film School by EBM Student Photo Shoot for Kitten Album Cover、Vancouver Film School by EBM Student Photo Shoot for Kitten Album Cover、Antti by Tesla