今回はオシキャットの性格やベンガルとの違い、子猫の値段相場など様々な情報を紹介していきます。
また飼い方などこれからオシキャットを飼いたいという方や、既に飼っているという方にもお得な情報も合わせて紹介していきます!
目次
オシキャットの歴史・由来
オシキャットは人工的に偶然作られた品種です。
「シャム」と「アビシニアン」をベースに、「アメリカンショートヘア」の血統も取り入れられた猫種がオシキャットです。
アメリカ・ミシガン州に住んでいたヴァージニア・デリーというブリーダーが、ポイント模様のシャムを作ろうとしたことによって偶然出来ました。
偶然できたポイント模様の猫が「オセロット」という山猫に似ていたことから、デリーの娘が「オシキャット」と呼んだのが名前の由来です。
オシキャットに多い性格
オシキャットに多い性格は以下になります。
- 遊び好き
- 好奇心旺盛
- 社交的
- 従順
- 寂しがり屋
オシキャットは基本的に遊び好きで好奇心旺盛な子が多いです。
ただ見た目のワイルドさほど激しい遊びを好むようなことはなく、あくまで他の猫と同じように家を歩き回ることが多いようです。
人に対しては最初は人見知りをしたり神経質になることもありますが、慣れれば社交的な態度を取れるようになります。
見た目こそワイルドな猫ですが従順な一面も持ち合わせているようで、犬のような性格をしていると形容されることもあります。
上の画像の子のように、飼い主の膝の上でくつろぐのが好きな子も多いみたいですよ(^^)
最も気をつけたいのは、オシキャットはとても寂しがり屋な一面を持っているということです。
長い間放置されてしまうのをとても嫌がります。
そのため1人暮らしで日中家を空ける人の場合は、多頭飼いをすることをおすすめします。
どの猫も子猫から成猫になるにつれて落ち着いてきますが、オシキャットは特にその傾向が強いです。
子猫の頃はイタズラばかりかもしれませんが、落ち着いてくるにつれて飼い主さんへの懐きも強くなっていきます。
オシキャットの特徴
オシキャットの特徴は以下になります。
- スポット模様の被毛
- 筋肉質な体つき
- 賢い
通常スポット模様は、野性の猫種などにしか出てこない模様です。
ベンガルのスポット模様は野生種との混血で、「エジプシャンマウ」のスポット模様は完全な天然ものです。
ただオシキャットのスポットは完全な人工物となっており、そういった意味でとても珍しい猫種と言うことができます。
被毛はサテンのような触り心地をしています。
また体は非常に筋肉質で、抱っこすると見た目より重いと感じるでしょう。
賢い頭脳も備えており、名前を認識し呼べば返事をしてくれるようになります。
また教えてやれば、犬のようにフェッチング(投げたものを取ってこい!ゲーム)もできるようになります。
※フェッチングをするオシキャット(Youtube)
オシキャットの体重
オシキャットの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。
- オス 3.5~6.5kg
- メス 3~5.5kg
猫の平均体重は4kgほどです。
オシキャットは筋肉質な中大型の猫のため、猫全体の平均よりかは重くなることが多いです。
オシキャットの平均寿命
平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。
オシキャットの平均寿命は12~15歳となります。
猫の平均寿命が15歳程度であるため、オシキャットは平均と同じか、それより若干短い平均寿命となっています。
ただ猫の寿命は飼い主さんの飼い方によるところが大きいです。
オシキャットの場合は特に寂しがり屋な子が多いため、毎日しっかりと構ってあげることが大切です。
オシキャットの子猫の値段相場
オシキャットは日本ではまだ知名度がそれほど高くない猫種です。
展示しているペットショップはとても少なく、国内で飼育しているブリーダーも数える程度です。
そのため入手難易度は「やや難しい」と言ったところです。
そんなオシキャットの子猫の値段相場は以下になります。
購入元 | 値段 |
ペットショップ | 15万~30万円 |
ブリーダー | 10万~25万円 |
親がキャットショーのチャンピオンだったり、被毛のスポット模様がきれいに出ていると特に値段が高くなる傾向にあります。
ペットショップから購入するのはかなり難しいので、基本はブリーダーからの直接購入となります。
ただブリーダーやペットショップどちらから購入するにしても、大切なのは信頼できる人・店から購入することです。
良いブリーダー・ペットショップの選び方はこちらから確認できます。
また購入ではなく、里親制度を利用して猫を取るのも一つの手です。
里親制度を利用する場合は、基本的に購入費などはかかりません。
ただこれまでに払われたワクチン代などは肩代わりすることになります。
里子としてオシキャットを引き取りたいという方は、こちらを参考にしてみてください。
オシキャットとベンガルとの違い
オシキャットと「ベンガル」はそれぞれスポット模様と、中大型の体を持つ猫種ということで外見が非常によく似ています。
そんなオシキャットとベンガルの違いは以下になります。
- 性格
- 模様のパターン
- 毛色のバリエーション
- 目の色のバリエーション
- 顔の細さ
まず性格はどちらも好奇心旺盛で遊び好きなのは同じですが、ベンガルはよりイタズラ好きが多く、オシキャットはより従順な一面を持っています。
毛色のパターンは、ベンガルが下の画像のように「スポット」「ロゼット」「マーブル」の3種類あるものの、オシキャットはスポットのみです。
毛色のバリエーションはベンガルがブラウンかシルバーなのに対して、オシキャットはブルーやホワイトなどベンガルにはない色も含めて全部で7色ほどになります。
目の色のバリエーションは2匹とも様々な色が出ますが、オシキャットはベンガルと違ってブルー系の色が出ません。
- サファイヤブルー(オシキャットはいません)
- ブルー(オシキャットはいません)
- アクア(オシキャットはいません)
- グリーン
- ヘーゼル
- イエロー
- ゴールド
- オレンジ
- カッパー
- オッドアイ(オシキャット、ベンガル共にいません)
また顔立ちはどちらかというと、オシキャットの方がほっそりしている傾向があります。
オシキャットの飼い方のポイント!
ブラッシングの頻度
オシキャットは短毛種で抜け毛もそれほど多くないため、ブラッシングは週に1回ほどで大丈夫です。
春や秋などの換毛期は抜け毛の量が多くなるため、多少ブラッシングを多くするようにしましょう。
食事・運動(遊び)
オシキャットは中大型の猫種であり、体も大きくなります。
そのため子猫のときは意識して栄養価の高い食事を与えるようにしましょう。
活発な猫種のため飼育スペースは広めに用意しましょう。
上下運動も特異なため、キャットタワーを用意するのもおすすめです。
またとても寂しがり屋な猫種のため、長く家を留守にすることは避けましょう。
かかりやすい病気
オシキャットは歯周病にかかりやすいと言われています。
歯周病は私たち人間にとっての歯周病と同じように、口周りに関連する病気や症状を指します。
代表的な症状は以下になります。
- 口が臭い
- 歯肉が腫れている(歯肉炎)
- 歯が抜けるorぐらつく
- 歯の付け根が黄色い
- 食欲がない
歯周病の原因は歯垢溜まりからできる歯石が原因のものか、もしくは内科的な病気が原因の場合などがあります。
歯周病の予防には人と同じように普段からの歯磨き習慣が大切です。
歯磨きは成猫になってから習慣をつけようとすると嫌がるため、子猫のときからしっかりと習慣付けをするようにしましょう。
まとめ
オシキャットはワイルドな風貌に、明るい性格を合わせ持った飼い主さんに良く懐く猫種です。
人工的に作られたスポット模様は非常に美しく、他の種にはない魅力を持っています。
非常に寂しがり屋の猫種なので、飼う際はたっぷり愛情を注ぐようにしましょう(^O^)
他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
世界の猫種一覧まとめ!
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