近年は猫ブームの影響もあって、多くの人が猫を飼い始めています。
日本で最も飼われているペットが今年(2017年)には、犬から猫へ移るなんてことも言われているほどです。
そんな多くの人が夢中になっている猫を飼うことは実際のところどんなものなのか、きれいごと抜きで、飼い主である私の体験談を踏まえながら紹介していきたいと思います。
目次
実際に猫を飼っていて大変だったこと

それでは早速猫を飼っていて、大変だったことを紹介していきます。
※あくまで個人の体験を基に感じた大変なことなので、これ以外にも大変なことがあることはご了承ください。
- 猫はしつけが難しい
- おしっこをベッドにされることがある
- 猫によっては噛み癖がある
- 理由なく嫌がらせをされることも
- 夜うるさいことも
- 家で何かに集中するのが難しくなる
- 一人暮らしの場合、手軽に旅行に行けなくなる
- 猫の体調不良はいつ来るか分からない
- オール(急な外泊)が簡単には出来なくなる。
基本的にここで紹介することは、必ずしも起こることではないですし、その子の性格次第の部分が大きいです。
それでは1つずつ見ていきましょう!
猫はしつけが難しい
まずはじめに伝えておきたいこととして、猫は犬とは全く違う生き物です。
犬はしっかりとしつけをすることで、様々なことを覚えさすことができますが、猫は基本的にはしつけがかなり難しいと考える必要があります。
例えば、犬の噛み癖はしつけによって、ほとんどなくすことができますが、猫の噛み癖はしつけをしても必ずしもなくすことができるとは限りません。
もちろん犬・猫問わず全ての子のしつけが上手くいくかというとそうではないのですが、猫の方がしつけをすることが難しいという話ですね。
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おしっこをベッドにされることがある
これは私の体験談です。
私の飼っている猫は、普段のトイレは、猫砂の上でしっかりと済ませてくれます。
ただ、トイレにうんちが残ったままになってしまっていたり、何らかの理由から、時折ベッドの上でおしっこをしてしまうことがあります。
当然毎日起こるようなことではないですが、感覚としては1カ月に1回くらいはされてしまっていると思います。(現在は一切なくなりました。)
粗相をされること自体は仕方ないと思っているのですが、やはりシーツを洗濯したすぐ後にされてしまったりすると「勘弁してくれ!」と思うこともあります(T_T)
おしっこをベッドにされないための対策もありますが、あくまで猫がおしっこをベッドにする原因が改善されないと粗相がなくなることはないでしょう。
猫によっては噛み癖がある
猫によっては甘噛みが苦手で、人に愛情表現をするのにも本気噛みをする子がいます。
事実私の飼っている子も、飼い始めの子猫の頃はかなり噛み癖が酷かったです。
今でこそ当初のような、かなりしつこい噛み癖は潜んでいますが、今でもスイッチが入るとかなり
強く、しかもしつこく噛んでくることがあります。
現に私の手は生傷が絶えません。
基本的には生後2週目~7週目の社会化期と呼ばれる時期に、兄弟猫や親猫とじゃれる機会の少なかった子ほど、噛み癖を強く持つ子が多いです。
もちろん皆がそうとは言えませんが、ペットショップ出身の子の多くは比較的早い段階で、親元から離されてしまうため、噛み癖を持つ子の割合が多いと言えるでしょう。
ただペットショップ出身でなくとも、噛み癖を持つ子は持っています。
しかも噛み癖を含む猫の性格は、環境の変化によって変わることもあるのです。
そのため、飼い始める前はおとなしくても、飼い始めてから噛み癖を持つ子もいるものです。
噛まれることに対して強い恐怖やトラウマがある方の場合は、どんなにおとなしく見える子であっても、よっぽど強い決心がない場合以外は、猫を飼わない方が賢明でしょう。
理由なく嫌がらせをされることも
猫と言うのはなかなかどうして、何を考えているのかわからないことをする生き物です。
例を挙げると、机の上でゆっくりと寝ているかと思ったら急に起きて、コップを机から落としたりするなんてことも。
そしてコップが落ちたことに自分自身一番驚いて、逃げていくなんてこともあるのです。←実際にあったことです笑
このように、猫の行動には何か理由があるのかわからないまま、されることもあります。
もちろん何か嫌なことを繰り返しされる場合には、なんでそういったことをされたのかを考えるのは大切なことだとは思いますが、ある程度は仕方のないこととしてバッサリ考えを切ることも猫を飼う際に必要なことなのだと思います。
▲もっとあっさりしていましたが、こんな感じでした;つД`)
夜うるさいことも
猫は基本的には夜行性の動物です。
恐らく飼い始めはどの子もお昼に寝て、夜元気に暴れまわるという子が多いと思います。
一緒に暮らしていくうちに飼い主の生活パターンに合わせるようになるので、夜も寝るようになりますが、それでもやはり夜中に暴れまわることもあります。
寝る際には部屋がいくつかあれば、寝室に猫を入れないようにすることもできるでしょうが、そうできないこともあると思います。
そんな場合は、寝る時だけケージに入れるなどの対策を取ることもできます。
ただケージに入れても、中でガシャガシャすることはあるので、寝るのに苦労することもあるものです。
猫を飼う場合は、寝る際に必ずしも静かになるかはわからなくなるということも、頭に入れておくべきでしょう。

家で何かに集中するのが難しくなる

これも飼う子によるのですが、家で何かに集中すること、例えばパソコンでの作業や、勉強などに完全に集中するのが難しくなることがあります。
猫は天邪鬼な生き物で、私たちが遊ぼうとすると、放っといてくれと言わんばかりに去っていくのですが、何かに集中していると、何をしているのか様子を見に来る(というより邪魔しに来る)ことが良くあります。笑
実際私の飼っている子もパソコンで記事を書いたりしていると、よくキーボードの上に陣取り気持ちよさそうにするのです^^;
もちろん可愛いのですが、同時に「ちょっと別のところで休んでいてくれないかな。」と思うこともあるものです。
こんな1シーンは動画などで見ると、とても微笑ましいものですが、実際自分が繰り返しされると大変だと思うこともあるものです。
ただ猫を飼う以上そういった天邪鬼な一面も、日々の楽しみの一つとして考える心の余裕が必要になるでしょう。
▲夢のキャットライフ!?(^^)
一人暮らしの場合、手軽に旅行に行けなくなる
個人的には長期の旅行に行くのが難しくなったのが、なかなか苦痛ではあります。
猫は留守番が得意な生き物であるため、2泊程度の旅行であれば、準備をすれば大丈夫です。
※もちろん同居している人がいれば、長期間の旅行でも行くことができます。
ただそれ以上に家を空ける場合、例えば海外旅行など長期間家を空ける場合は、必ず世話をしてくれる人の手が必要になります。
そういった場合のために、最近ではペットホテルやペットシッターなどのサービスもあるのですが、当然お金もかかります。
そういった点から、どうしても長期間の旅行には足が遠のいてしまうものです。
旅行好きな私にとっては、地味に大変だと感じる点です。
ただ、猫を飼う前からそれは分かっていることではあったため、当然のことだとも思っています。
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猫の体調不良はいつ来るか分からない
猫の体調管理は人間の赤ちゃんと同じようなものと考える必要があります。
というより、むしろ猫の方が大変です。
赤ん坊であれば、何か困ったことや不快なことがあれば、全力で泣いて訴えかけてきますが、猫はむしろ自分の体調不良などを隠そうとするからです。
そのため日々の触れ合いの中で何か変わったことがないかなど、気を付ける必要があるのです。
嘔吐が連続で続くなど分かりやすいサインがあれば、当然すぐに病院に連れて行ってあげる必要もありますし、それは必ずしも暇な時に来るものとも言えません。
飼い主さんが家を空けている間になることもありますし、自宅で寝ている時に来ることも考えられます。
体調不良や怪我は当たり前のことですが、時と場所を選んで訪れるものではないのです。
そのため緊急の場合は、予定などは関係なく、病院に行く必要が生まれます。
事実、私も愛猫わたげが尿路疾患などで看病が必要だった際に、ほぼ1カ月付きっ切りで看病することになりました。
その際は、時間もとられましたし、お金も40万円かかりました。
こういった大変な事態に陥る可能性もあるため、最低限ペット保険には加入しておきましょう。
オール(急な外泊)が簡単には出来なくなる
一人暮らしの方の場合、準備なしの外泊(オール)が簡単には出来なくなります。
仕事帰り友達と飲みに行って、そのままカラオケに行って、朝になってそのまま仕事に、そして帰るのは次の日の夜。なんてことは出来なくなります。
いつ外泊するか分からない場合は、自動給餌器や大きめの給水器、複数のトイレの設置などの準備が必要になります。
こういった用意ができない場合は、楽しい時間を過ごしていても、必ず家に帰る必要があります。
私たちは外で食べたりすることができますが、猫は飼い主さんなしでは何も食べることがないという意識を持っておく必要があるのです。
最後に:それでもやっぱり猫が大好き!

ここまで、「実際に猫を飼っていて大変だったこと」をつらつらと書いてきましたが、誤解されたくないので言っておくと、私にとって猫は、一緒にいて安らぎや微笑みを日々の生活にもたらしてくれる存在です。
時折、確かにイラッとすることもありますが、それ以上に一緒にいてニヤケてしまうほどの幸せを与えてくれる生き物なのです。
ただそれだけではなく、きれいごと抜きの部分もあるのだということを、今回の記事を読んで感じ取って頂ければ嬉しいものです。
猫をペットショップやブリーダーさん、はたまた里親募集などどこから引き取るのかは人それぞれですが、どんな迎え方をしても、責任を持って一生を共に生きていければそれでいいと思います。